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今朝(4/5)の犬散日誌 牧野富太郎を傍に、ご一緒しましょ!

今春の桜は殊の外美しく…

ご近所の方々も車・自転車を停めて飼い犬と散歩する私に「きれいね〜」「お使いの帰り〇〇を回って来た」とを掛けて行く…

「運転、気をつけてね〜」と返す。田圃等の路肩は柔らかく運転を損なうと危険!なのです。

花曇りの夕暮れ

このシルエットだけで
何山かわかる?

ちなみに那須塩原市青木にある「N's YARD」の奈良美智氏は見ないでも(空で描ける)描ける…そうです。


 出会う植物も楽しい…都度、
牧野富太郎のお顔を思い出す。

何故この名前? 植物を検索して調べると必ずお茶目な博士の名に当たる。

かなりアバウトな名もある。例えば、奥さまの名前を付けた笹 "サエコザサ" 実が役に立たないから"バカナス"とか…

笑ってしまう…けど独学だと言う細密画は素晴らしい!美術大学を…と最初は思った。

研究力=観察力  だと教えてもらった当地で出会った開拓民の爺さんは、牧野日本植物図鑑―復刻版を座右の銘にしていた(容易に買える価格ではない) ‎

北隆館 (1979/8/1)
発売日 ‎1979/8/1

東京新聞


 ロウバイ
が咲き始める頃"野焼き"をする。

土地の風物詩でしたがコロナ禍で農家の方々の出足が揃わなくなった。

母親は庭木の蝋梅が好きだった


経験がないと危険でもありますが藁を燃やす香りは春を思う。残して欲しい土地の慣習。

春の風物詩。野焼き


田圃の水路

 さながら、小学校で皆で歌った唱歌「春の小川」です。

作詞 高野辰之
作曲 岡野貞一

覚えていますか?歌ってみて…
3番まで歌うと春爛漫

H宅の桜は今年も見事!30年前に植えだそうです



 犬と共にウロウロ歩くと、怪しまれる事はなくゆっくり花を楽しめます。

戻ってくると自宅前のmy箱庭の小さな山椒の木に花芽がついていた。この辺りは実生で至る所に芽を出しています。アナ嬉し!

 山椒はマスタード・ペッパーに比べ味が深いと土井善晴氏談 

「菜の花の辛子和え」は定番ですが、昨年採って冷凍にしていた山椒の実を散らすのも季節を感じる

山椒は家周りあるいは植木鉢に植えていると便利な
日本のハーヴ


標高450mただ今満開

 直近にある中学校跡地「道の駅」老木のソメイヨシノこの辺りが標高の限界らしい。


 何故今年の桜にウットリするのか…

歩きながら考えた。
春先の気温によりサッと咲いて潔く散る年もある。

しかし、今年はやや気温が高い日があった後、蕾桜のまま、また気温が下がった。

人は満開になる少し手前を期待して美しいと感じている(と思う)

8・9分咲きを無意識に望んでいるし、そのあと少し…が期待に通じている。

その少しの期間が続いた。
軸などにやや赤味が差してくるとやがて散る…と無意識の意識でまた来年と…心に浮かぶ。

さまざまな条件と人の勝手な希望の折り合いは桜散るまで続く…

「日本人の心のふるさと」の所以

・桜狩り さくらがり。 意味は、お花見をすること。
・こぼれ桜 こぼれざくら。 ...
・朝桜 あさざくら。 ...
・桜流し さくらながし。 ...
・徒桜 あだざくら。 ...
・桜人 さくらびと。 ...
・花時 はなどき。 ...
・花あかり はなあかり。

桜の付く言葉は古今東西限りなく…


#牧野富太郎博士

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