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■ 那須街道赤松林(森林浴一万歩!の森)の検索に隠れた"楽しみ"を折に触れてnoteする no.2


no.2 (4/22)
一年で一番緑のグラデーションの振幅が大きい季節です。

 東北自動車道の板室インターをおりて那須塩原市と那須町を結ぶ那珂川に掛かる橋(りんどう大橋)

その橋を渡る途中、両側の遠景のグリーンは、綿菓子のようなフワフワした優しい芽吹色で毎年の楽しみです(運転中は気をつけて)

何百、何千ものグリーンを染めて布を織ってみたいナ!と一生仕事を夢みています。

橋を渡ると那須街道(17号)との交差点です。下る(国道4号)と赤松林入口が見えて来ます(5〜6分)


 赤松林ウォーキングコースはno.1と同じコースです。林の中、この時期の日々の変化に驚きます。

那須街道赤松林にひっそりと咲くヤマユリは幻想的で、日本画の中にいるようです。

残念なのは香りを届けることができません。

年数が経つほど茎が立派になり筍のようにニュッと出てきます。
今が丁度茎の成長期です。花の数が毎年一つづつ増えると聞きます。

7月に開くまで、まだかまだかと待ちながらウォーキング。

マツの真っ直ぐな成長のため伐採された広葉樹(ナラ・クヌギ・サクラetc.)

ストゥブの薪に欲しいところですが、国の財産


春先に木が水を吸い上げる前、赤松林での伐採された雑木が積み上げられています。
松食い虫の被害もチェックされ伐採されます。


 アカマツは幾つかのゾーンに分けられ常に幼木を植林され育てています。マツは一年で直径0.5〜1㎝の成長です。(林野庁)


ウォーキングしながら次世代のアカマツを見守っています。

シロヤシオは愛子さまのお印

マウントジーンズ那須のゴンドラ山頂駅を降りると、

3万本のゴヨウツツジを歩きながら見ることができます。
5月中旬から6月上旬


赤松林の中にも数本植えられています。

シロヤシオ
町民に愛され庭に植えているお宅が多いツツジです。



 シロヤシオ
は太平洋側の山地に生息するツツジ科ツツジ属の落葉樹です。

別名としてゴヨウツツジとも呼ばれる。あるいはシロヤシオツツジとも…


 那珂川沿いの自然道にはアカマツの松葉と松ぼっくりがたくさん落ちている。避けながら歩くのは難しい。

時々お母さんと子どもが松ぼっくりを拾っています。全部持ち帰るのは無理だね〜

朱色のヤマツツジ
薄緑色と朱色が補色となって林の中でより冴えます。

庭に移植しても美しく見えない朱色。林の薄緑色との比率が程よくさわやか…


チゴユリ

上部で弓なりに曲がる茎の先端に直径1cmほどの白くかわいらしい花を1~3輪咲かせます。

林の中には群生する場所がいくつもあります。必ずお辞儀をするように茎を曲げて咲く。
10㎝ほどの愛らしいユリです。アッと言う間に花は終わりです。

 植物を染料として糸を染色し、機にかけて手で織る仕事です。歩きながら目敏く染料(植物)を見つけます。

当地、草木の太平洋と日本海側また、北限と南限の境目。

標高差300〜1000mなど染料に適した植物が遠慮なく採取しやすい環境です。

那須街道17号線 標高330mから車で30分 御用邸付近 標高1000mまで一気に駆け登れます(これも恵まれています)


簡単な炉にタンクでお湯を沸かしながら急ぎ、染料になる野の草を刈り取ってきます。魅力的な場所です。

今日の拾い物

野蚕
です。風が強い日の後、時々枝から引きちぎられて落ちています。蛾になって破って飛んでいったものは糸にはなりませんが、サナギが中に確認されるものは、家蚕のように糸も引けます。

緑色のは誰かに踏まれてしまった…のでしょう。


良い週末をお過ごしください。

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