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”洗濯物を干す”作業をデザインして見えてくる「愉快」

家事 ①家庭内のいろいろな事柄 ②家庭生活を営むための大小いろいろな用事。掃除・洗濯・炊事など。

家事=主婦伝説は崩れてきました。家事はエンドレス。

洗濯物は乾いて畳んでタンスにしまってゼロ。汚れたままだとマイナスが溜まっていくいっぽうです。洗濯機に洗ってもらい乾燥までは頼めます。そのうち畳む作業迄してくれ洗濯機が出るかもしれません。


何が言いたいかと・・・つまり洗った洗濯ものを干すことをデザインする?家族の人数でも、また着ている物の繊維等によっても変わります。日々の忙しさの中、面倒と思えばそれまでですが・・・大した時間ではありません。

洗濯機が洗濯をしてくれて、まだ乾燥していない濡れたままの洗濯ものを干すことを楽しむ。「大草原の小さな家」のローラのお母さんの仕事を読むと家事は気楽になりました。

家族別では面白くないから色だけに拘り、白から黒までのグラデーションに干す。靴下は違った色でピンで挟む。
洗濯をして干しているカラーがすべて”グレイ”を見たことがあります。不思議な世界でした。パジャマも下着もグレイです。シャツ・パンツ・・・と捕えるのではなく全体ですから「個性」になって仕舞うから洗濯を干しているシーンには思えなかった。

広い庭で木から木にロープを結んで白いシーツに風をはらむシーンは外国映画でも見かけます。

環境が整ってやってみると難しい。イタリア製洗濯物入に憧れ買って濡れた洗濯ものを入れてみると重い・・・広い庭に両手で抱えて持っていく姿はやっぱり逞しいイタリア女の作業です。

時間がある時はやり直し!大方白いタオルが最初に2枚最後に2枚これは定番。Tシャツはハンガーに掛けて同じ方向に向ける。木綿の下着^ ^は二つ折りで干すと乾きにくいけどルール通り・・・

ばかばかしくも洗濯ピンまで気になって来ます。入れる籠も選んで大切に使うと(普通にしていても)何十年ものです。
新しく求める時は素材にこだわってみるのも良い。布を挟む位置も中心を目指してみる。否、端二つピンの色は同じに挟む!

晴れた日には気持ちがそそりますが、雨が降っても楽しめる方法は?
お風呂場で乾燥できる設備もありますが普段は使いません。

ストックホルムの8F建てのアパートに暮らしたことがあります。森の中に建つ、一つのフロアーに4世帯が暮らす、どこの部屋からも平等に景色が見えるスタイルです。
地下に洗濯室がありました。あらかじめ1週間前の空き時間に予約します。スムーズで不愉快な思いをしたことはありませんでした。いつもきれいで、他者が使う時を思いやる気持ちは北欧人の気質です。

洗濯機・乾燥室・アイロンの設備・シーツなどを簡単にプレスできるローラーなどがありました。(家具付き・備品付きのアパート)

バックに詰めて洗濯室に行き、終わるときれいになってバックに詰めて帰れます。
因みに乾燥室(2畳程度)に掛けると熱風で一時間で乾きました。快適で家族4人で週に一回の洗濯でした。彼の地は湿度が低いので襟など汚れないのです。

洗濯、されど洗濯物干し・・・家庭により見えない暗黙のルールがきっとある。例えばバスタオルは毎回洗う派?いえ二日に一度。北欧は乾燥しているため濡れて掛けたままでもすぐに乾きます。缶などに仕舞わなくてもおせんべいも海苔もパリパリです。

キッチンのリネンも同じです。高温多湿の日本は洗って広げて干さないと清潔でなく乾かない。

子供の時は広い物干し場がありました。物置の屋根に作って2fの部屋から出入りしていた記憶。何年かすると木が腐って落ちるのです。危なくないように歩くのがスリリング・・・なんとものどかな時代でした。

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秋の日に思う。急がない、面倒がらない家事との折り合い。(ナラの紅葉はセピア色)

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