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新たなアイテム、巻き枯らし

これまで5回山に行ったのですが、ずっと気になっていた車のパンク対応ができない懸念があったので、スペアタイヤのついた4WDの車に買い替えることにしました。10月に納車となったので、早速山に行きました。
林道に入っても以前とは比べ物にならないくらい細かな揺れもなく乗り心地がよく、とても安心感をもって進むことができました。油断はできませんが、これで一つ懸念解消です。

残土捨て場を上から見たところ

天気予報は晴れだったのですが、前日夜から雨となっていて、山に向かう途中もところにより雨が降ったりやんだりという感じで天気は良くありませんでした。林道入口のちょっと手前の県道はところどころ雪が積もっていましたが、林道に入ってからは雪はありませんでした。
初めて天候が悪い山行きです。土砂崩れなどの心配があるので、林道に入ってからは慎重に周囲を観察しながら進みましたが、特段危なそうなところはなかったので、そのまま進み、敷地まで来ました。着いた時には雨は上がっており、晴れ間が見え始めてきていました。但し、結構寒くて、車が表示する外気温は6℃でした。
雨上がりで地盤が緩んでいることや滑ることが懸念されるので、まずは山頂方面の林道につながっている作業道を歩き、観察しました。今回は、木の密度を調べるというのが目的です。
滑ると危ないのであまり深入りはできませんが、作業道脇の木を測ってみたところ、胸高直径38cmありました。高さは目測で20m以上はあります。周囲に細い木もありますが、同じような直径の木が多いように見えます。
正確な高さが分からないので形状比まで算出できませんが、直径が40cm近くあれば、それはそれでよく育っている木なのかなと思います。
同じように木を観察しながら作業道を歩きましたが、山頂方面はあまり間伐をする必要は少ないのかなと感覚的に思いました。
あと、もう一つ発見というか、気づいたことがあります。これまで確認できた範囲でうちの敷地は急斜面ばかりだと思っていたのですが、改めてよく観察すると、その中でも尾根沿いに少しなだらかなところがありました。山頂に至る作業道と反対の南側に向かう作業道があるのですが、その周辺です。木の合間からうちの敷地を見渡すこともできます。もしここを整備して建物が作れれば、敷地を見渡せるし、その先の眺望もよいので、とても気持ちよく過ごすことができるかもしれないという夢が膨らみました。

少しなだらかな斜面
なだらかな斜面の反対側。木を伐れば眺望が良い

段々晴れてきたので、今度は林道西端のいつものところから、作り中の道を通って林道南側の作業道に下りてみました。その途中も木を観察しながらですが、この辺りは胸高直径は30cm以上の木がほとんどで、本で読んだ密度も目測ですが、そこまで悪くなさそうです。

作り中の道沿いの密度は問題なさそう。8月に作った道はちゃんと残っていた

先日間伐体験をしたので、少し何かやってみたくなったこともあり、道沿いにある、密度管理からすると間伐対象となる細めの木を3本、巻き枯らし間伐を行うことにしました。今回は一人で行っているので伐り倒すのは危ないですし、先日の体験からノコギリではとても時間がかかりそこまでの時間もありませんし、まだ伐り倒すというところまで踏ん切りがつかないので、実験としての巻き枯らしです。巻き枯らしを行った木は黄色テープの印をつけておいたので、次回以降どうなっているか変化が楽しみです。

8月に草刈りしたところ。刈った笹は枯れている。

その後林道に戻り、林道沿いも観察しました。どうも笹が生えているところは少し木の密度が高そうで、間伐が必要なのかなと思いました。笹は少し暗いところに生えるんでしょうか。
また、もう一つ発見がありました。これまで林道から南側の作業道に下りれるのは、いつもの西端しかないと思っていたのですが、途中1か所下りられそうなところを見つけました。少し尾根になっているところがあり、そこであれば、下りられそうです。もしここに作業道が作れれば、土砂崩れで分断されている南側作業道の西側につながるので、うまくいけば、南側敷地につながる作業道を作れるかもしれません。これも今回の大きな発見でした。

2023年10月

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