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道の完成と薪づくり

12月は年末に2泊3日で娘と山に行きました。天候はすごくよく、作業をしているとうっすらと汗をかくくらい。やはり暖冬なのでしょうか。
娘は道づくりに取り掛かり、残っていた上部の林道までの開通を目指します。

11月の地元の林業会社の人の話(南側敷地はアプローチの作業道が隣地の同意が得られず作れないので作業ができない)や昨今のクマ出没状況(この辺りでクマが出たという情報はないが、全国的に増えているので)などから、林道に遠い南側敷地に手を付けるのは難しそうなので、今後は薪づくりを行おうと方針を立て直し、今回は、新たなアイテムを購入して山に行きました。
購入した新たなアイテムは、
①道具類をしまうボックス
 これまで道具類はすべて持ち帰っていたので荷物が大変だったので、それらを山に保管するためのボックスです。
②ツルハシ
 娘が道作りするにあたり、木の根が邪魔でなかなか進まないということだったので、木の根を伐れるという宣伝文句のツルハシを購入しました。写真では普通のツルハシと違い、両側とも平な刃で90度ずれているものだったのですが、届いたものは普通のツルハシと同じ片側の刃が尖ったものでした。山行きに時間がなかったので、そのまま持っていきましたが、娘によるとそれによってかなり作業がはかどったとのこと。想定とは違いましたが、まあよしでしょう。

購入したかったツルハシ。両方とも平な刃

③チェーンソー
 前回の伐採の経験や今後薪づくりに方針転換したので、思い切ってチェーンソーを購入しました。一応立木の伐採もできると宣伝されているものですが、何分危険な道具なのと、メンテンナンスなどの知識もないので、電動の初心者(素人)向けの物にしました。草刈り機も電動なので同じメーカーのものにしました。バッテリーや充電器を共用するためです。
④ロープ、楔、チェーンソー用チャップス、チェーンソー用手袋
 ロープと楔は前回倒しきれなかった木を倒すため、今後も必要になるであろうと考え、準備しました。チャップスと手袋はチェーンソーを使うには必要な装備とのことだったので、安全のために準備しました。
⑤斧
 薪を作るには必須アイテムなので、大きいサイズと小さいサイズの2つを準備。
⑥ラジオ、防犯ブザー
 本当はクマよけスプレーの購入を考えていたのですが、値段が高いこと、噴射時間・距離が短いこと、風向きなどで失敗すると本人が相当なダメージを被ることから諦めました。相当至近距離で使わないといけないが、出くわした時に冷静に狙えると思えないですし、失敗したら(自分が浴びたら)目が見えなくなったり鼻血が出たりすることもあるそうで、近くに水がなく、助けも呼べない状況ではかえって危険と判断しました。でもクマよけ対策をする必要があるので、ネットで色々調べて、結局ラジオで近寄らないようにしてもらうことと、出くわした時には防犯ブザーで大きな音を立てることで、逃げて行ってもらう作戦にしました。といっても気休め程度だと思います。

初日は、まず購入したボックスの設置です。林道脇のちょうど敷地の境界と思われるところにちょっとだけ平らな部分があったので、そこの草を刈って設置しました。
そのあと、巻き枯らしを行っている木を観察しましたが、それほどの変化はありませんでした。
次は、前回倒しきれなかった木をロープや楔を使って倒すことを試みました。倒す木をV字の頂点(下部)になるようにロープを張って、自分の方に倒れてこないように、万一倒れてきても木の陰に隠れられるような位置からロープを引っ張りましたが、結局倒れず仕舞いに終わりました。このまま放置して枯れるのを待つしかなさそうです。
そのあとは、完全に枯れて枝なども全て落ちている1本の枯れ木をチェーンソーのお試しとして倒しました。本やチェーンソーの説明書の通りに作業し、これはすごくきれいに倒すことができました。気持ちよかったです。薪にするためということと、林道までもって運べる重さにするため、30cm程度の長さに玉切りを行いました。枯れている木なのですごくスムーズに作業ができ、また重さもかなり軽かったです。何往復かして林道まで運び上げました。

初めてチェーンソーで伐採した枯れ木

最後に、娘の道づくりのための草刈りをして初日は終了です。
今回も夏に泊まった民宿に泊まりました。お部屋に炬燵があってほっとできる空間です。変わらず温泉も最高です。
翌日は、もう1本、これも少し枯れかかっている木を伐りました。前日の枯れ木ではなく、こちらは枯れかかっていて間伐対象と判断したとはいえ、まだしっかりしている木です。慎重に受け口を作り、狙いはしっかりできたと思います。追い口に取り掛かり、ゆっくり倒れ初め、避難も順調にできました。が、実際に倒れたのは狙ったところとはちょっとずれました。それでもたまたまだと思いますが、木と木の間の狭い空間にきれいに倒れてくれました。
前日と同じように30cmくらいの長さで玉切りを行っているときにバッテリーが切れて今回のチェーンソー作業は終了です。前日の枯れ木と違ってこちらは同じくらいの長さなのに重さが全然違います。これが含水率の違いだということ実感しました。

木と木の狭い間にうまく倒れてくれた
切り口はこんな感じ。これでいいのだろうか?

林道に運び上げてからは、斧で薪割です。これも前日の枯れ木だと随分と楽ですが、今日伐った木は枯れ木に比べると随分と労力がかかりました。
娘の道づくりの方も午後に完成しました。これで、林道から作業道へのアプローチが安全で楽になりました。娘は今度は、作業道から南側敷地に至る道の開設を行う予定とのこと。こちらは、まだ笹が生い茂っているところがあるので、順次草刈りを行っていく予定です。

3日目は、薪割の続きです。前日までは台がなかったので、コンクリの林道に打ち付けないように注意してやっていたのですが、新たに大きな木の切り株から薪割用の台を準備したので、斧も思う存分振り下ろせるようになり、スピードも上がりました。年明けに焚火を行う予定があるので、そこで今回の薪の燃え具合をテストする予定です。車で持って帰れる分だけ薪割を行いました。
その後は、チェーンソーや草刈り機、ノコギリや鎌など使った道具の手入れを行い、今回準備したボックスに収納して引き上げました。
持って帰った薪は、初日に伐ったもの2日目に伐ったのもよく燃えました。2日目に伐ったのはまだ乾燥ができていないので、燃えないかなと思いましたが、そんなことは全くなく、よく燃えました。針葉樹(スギ)なので、火力は強かったですが、持ちはあまり良くなかったです。

持って帰った薪。よく燃えました。

次回からは、土曜日に草刈りと伐採、日曜日に薪割りというスケジュールで林道近くの山の間伐と薪づくりを進めていきたいと思います。
2023年12月年末



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