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道づくり 2回目

7月に3人で山に行き、とても気に入ってくれて、8月にも3人の予定が合い、また1泊2日で山に行くことにしました。
前回笹刈り最中にコンタクトレンズが目の中で破損するというトラブルがあったのと、鎌での笹刈りは非常に大変なので、道具を買い足しました。
1つは安全装備、林業用のヘルメット「共立 マルチセーフティヘルメット」。
もう一つは草刈り機「工進(KOSHIN) 36V 5.0Ah 充電式 草刈機 SBC-3650LB バッテリー・充電器付 軽量 分割式 ループハンドル」。
さらに道づくり用に「千吉 園芸用備中鍬 900MM」。
いずれもamazonで購入。
ヘルメットは、フェイスシールドとイヤーマフのついたもの。顔を保護できる点と万が一滑落等した場合の頭部の保護。そして将来的にチェーンソーを使うこともあるかもしれないので、イヤーマフのついたもの。これで前回のような顔面に何かが当たるということは防ぐことができます。
草刈り機は、充電式にしました。山でしか使う機会がなく、たまにしか使わないので、エンジン式だと燃料の保管やメンテナンスなどがかえって大変になるかなと思い、私の使い方なら充電式の方が手軽で良いと考えました。
備中鍬は、長女がスコップだと根などに引っ掛かり土を掘りにくいと言っていたので、刃先が分かれている備中鍬の方がやりやすいかと考えました。
装備も増強していざ出陣です。
到着して、順調に作業が進みました。草刈り機の威力はすごいです。結局長時間やっていると機械の重さなどもあり疲れはするのですが、刈れる面積が鎌に比べ飛躍的に広がりました。備中鍬もよかったようです。
午前の作業を終え、昼食をとり、午後も作業を続けました。特に問題もなく順調に進み、長女の道もあと少しで林道に到達するところまで来ました。
私の草刈りは沢まではまだまだあるので、順番に一面の笹刈りが進みました。

草刈り機の威力はすごい

作業が終わって、片付けをしていたら備中鍬の刃が外側2本曲がってしまっています。結構力を入れて掘り起こしたら曲がったとのこと。やはり畑の柔らかい土用の物だと思われるので、根っこなどがあって掘り起こすのに力がいる作業には向かないようです。本当はつるはしがいいのだと思うのですが、重すぎるのと形状がT字型で車に積むのも家での保管もかさばるので、備中鍬にしたのですが、ダメだったようです。次回以降に向けてまた検討です。
草刈り機とヘルメットは非常に良かったです。効率と安心感が向上しました。
今日は1日、アクシデントもなく無事作業を終えられてよかったな、楽しかったなと思いつつ、前回と同じ民宿に向かいました。民宿について、まずは汗と汚れを落とすために風呂に行こうとしたのですが、その時に家内がどうしたの?って叫びます。私の左の鎖骨下あたりのところから血が出ていて着ていた黄色のTシャツが血で染まっているとのこと。
私は痛くもかゆくもなく血が出ていることさえ気づいていません。山から上がって1時間以上もたつのにまだ血が止まらず出続けているとのこと。
いったいどうしたことかと思ったのですが、これがヒルかと気づきました。
慌てて服の中にヒルがいないかとか、車にもヒルがいないかなど確認しましたが見当たりませんでした。
今回も長靴はヒルよけをたっぷりしているし、それでも下から肩まで上がってくるのならその途中もやられているはずなのにその痕跡はありません。なんでだろうとずっと考えていて、ようやく推測できました。
1日中草刈り機で作業していたのですが、休憩の時は草刈り機を作業道においていたのです。草刈り機には肩掛けベルトがついていて、それを左の肩にかけ、右側に草刈り機が来るようにして使っていたのですが、汗をかくので肩掛けベルトも汗がしっかりついています。
どうも休憩時に作業道に草刈り機を置いておいたすきに肩掛けベルトのところにヒルがついていて、休憩を終えた私がベルトにヒルがついていることに気づかず使ったため、肩付近をやられたのだと思われます。
後で調べたらヒルはちょっと血を吸って満腹になると自分でそこから離れるそうです。無理にはがそうとするとかえって歯が皮膚に残ったりして厄介とのこと。
幸いなのか私は全く気付いていないので無理にはがすこともなく作業中に自然にヒルの方から離れていったようです。なので服の中にも車の中にもヒルがいなかったわけです。ヒルに気づいていないので正誤の程はわかりませんが、おそらく上記の推測に間違いないと思います。
風呂に入って食事をしてもまだ血が止まらず、そのままティッシュを当てておいて寝ました。翌朝には血は止まっていました。とにかく痛くもかゆくもなく何ともないのですが、長い時間血が止まらないのが困りものです。
これもあとから調べて分かったのですが、ヒルジンという成分で血が固まらなくなるそうです。吸われる量もその後の出血も大した量ではないので何ともないのですが、唯一血が止まらず服などが血まみれになるのが困るくらいです。
特に人体に害はないということなので、問題はないのですが、それでもやはりヒルには刺されたくないですね。次回以降は地面に置いておいたものを扱うときは気を付けないといけません。これが今回の教訓です。
翌日も長女は道づくり、私は笹刈りをして今回の山作業は終わりました。
今回で山に来るのは4回目です。本格的に山に入ったのは3回目。毎回何等かトラブルが起き、教訓があります。大事に至っていないことが幸いです。
今回は、また鹿に会いました。それと林道の工事をしている人とお話ができました。10年以上前に我が家が林道工事(正確には境界確定の立ち合いだったようです)を見に来た時のことを覚えており、うちの敷地にコウバナという榊のような木が生えており、それをもらいに来たとのことでした。山で採るものは街中で売っているものに比べて日持ちが全然違うとのこと。
また、この辺りでは鹿やカモシカ、イノシシが出るとのこと。イノシシは突進してくることがあるから注意が必要ということでした。あとは蛇やハチに注意とのことです。昨今話題のクマの話はありませんでしたが、ひょっとしたらクマもいるかもしれないので、油断はできません。

2023年8月

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