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薪づくり(2024年2月)

1月は予定していた土日が荒天のため、山行きを諦め、2月の初旬に行きました。日曜日の天候が怪しかったので、前回たてた土曜日草刈り、伐採、日曜日薪作りの予定を変更し、土曜日に伐採、薪作りまで行いました。
まず初めに11月に伐って掛かり木になっている木を観察しましたが、2か月たっても変化ありません。前回ロープで倒そうとしましたが、結局倒れなかったので、今回は何もしていません。次にその近くにある細い木の伐採を試みました。こちらも以前巻き枯らしをした木なので、多少乾燥して倒れやすいだろうと判断して、チェーンソーで伐採をしました。が結局この木も上の方で枝が絡んでいるようで、掛かり木になってしまい倒すことができませんでした。今回は、楔を打ち込んだり試したもののダメでした。でも見上げる限りそれほど多くの枝が掛かっているようには見えなかったので、ロープでゆすったり結構な時間格闘しました。かなり揺れて傾いてきていたのですが、ロープでゆすりながら引っ張っているうちに受け口と追い口が貫通し、完全に下部は木が切れた状態で、根元から50cmほどずれましたが、それでも倒れず仕舞いです。かなり力を入れてロープで格闘した結果、私の手の皮がむけてしまい、それで諦めました。

完全に根元から切れているのに倒れない

かなり疲れたので休憩の後、今度は作業道上の枝も落ちて完全に枯れている木を伐りました。根元が少し腐りかけて弱っていそうだったので、ちょっと心配でしたが、残しておいてもいずれ何かの拍子で倒れて危ないので、伐ることにしました。木を見上げて重心の位置や周りの空きスペースなどを考え伐倒方向を定め、受け口、追い口と作業を始めたのですが、追い口にかかっている途中、しなり始めたと思ったらすぐに倒れました。が、狙った方向は等高線に沿った方(つまり山側でも谷側でもない)だったにも関わらず、90度ずれた谷側に倒れていきました。私は山側で作業していたので、自分の方に倒れてくることはなかったのですが、万一山側に倒れ始めたらとても危ない状況でした。今回は思った以上に早く倒れ始めたことと、狙った方向と違ったからなのか、なぜか体が少し固まってしまいうまく避難できませんでした。たまたま自分と反対側に倒れてくれたので、怪我等することもなくてよかったのですが、今後はこのように想定外の方に急に倒れ始めたときでも落ち着いて避難できるように避難場所を90度異なる2方向考えておく必要があると思いました。また、今回違う方向に倒れたのは受け口が深く入りすぎたというのもあるのではないかと思います。受け口で木がバランスをとれないようにしておいて、追い口を伐り進むことでバランスが取れない受け口側に倒れるというのがおそらくセオリーなんだと改めて思いました。

本当は右の方に倒れる計算だったのが、写真の上方向(谷側)に倒れた。受け口が半分くらい入っており、深すぎる。

そのあとは玉切りにするのですが、30cmで切ってしまうと林道までの往復が増えてしまうので、120cmの長さに玉切りすることにしました。それでもかなりの本数になったので、1本ずつ林道まで往復するのは、すでにロープの綱引きでかなり疲れていたこともあり、心が折れそうだったので、ちょこっとの距離ずつすべての木を運び上げることを繰り返し、ようやく林道まですべて運び上げました。
実は山行き前日の金曜日から少し咳が出始めていて、風邪気味だったこともあり、これまた相当に疲れる作業になりました。でも、土曜日の夜間から雨予報でもあったので、濡れる前に薪に仕立て上げようと薪割まで頑張りました。
今回の薪はフリマで売ることを考えているので、売り物になるように段ボールに詰めました。どの程度売れるかわからないのと自宅に保管場所があるわけではないので、とりあえず2箱分の薪を作りました。結構きれいに箱詰めができたと思います。

売り物用に段ボール詰めした薪

何とか雨が降る前に今回の目的は達成できたのと、時間的にも予定していた引き上げ時間になったので、初日の作業はこれまでにしました。
いつもの温泉に行ったのですが、一番初めて山に入った昨年の夏と同じくらい疲れがあったのと、外が寒かったというのもあり、温泉に浸かっている間はほんとに極楽な一時でかなりの時間、風呂から上がれませんでした。心身ともにすっかりリフレッシュできました。
翌日は朝は雨が降っていたのですが、一応山の様子を見るべく向かいました。林道の周りはうっすら雪景色でしたが、林道に積雪はなく、ちょうどうちの山に着いたあたりで雨も上がったので、草刈り機の動作確認とチェーンソーの目立てを行うことにしました。
前回、草刈り機についてきたバッテリーの調子が悪く、充電は満タンにも関わらず草刈り機でもチェーンソーでも使えない状態だったので、メーカにバッテリーの修理を依頼したところ、故障とのことで新しいバッテリーに交換していただいたので、そのバッテリーを確認することと、草刈り機も前回から山に置いていたので、壊れていないかの点検もかねて、ちょっとだけ草刈りをしました。どちらもちゃんと問題なく動作したので良かったです。
そのあと、今回はチェーンソーの目立て用やすりを準備していたので、初めての目立てを行いました。YouTubeの動画をいくつか見てイメージトレーニングは十分行っていました。初心者用にゲージのついた丸やすりを使ったのですが、メーカー指定のサイズの丸やすりを使っているにもかかわらず、ソーチェーンの削る部分にうまく丸やすりが入らず苦労しました。結局ゲージを取って丸やすりだけにしたら先端は少し細いのでそこからだとうまく入ることが分かり、ゲージなしで目立てを行いました。30度に傾けるとのことですが、ゲージがなくてもそれなりに刃を研ぐことはできたと思います。
木が雨で濡れており、試し切りはしていないので、切れ味は次回のお楽しみですが、きっと切れ味が良くなっていると期待しています。
あと、前回貫通した作業道への道が一部崩れているところがあり、そこを補修しました。
前日の疲れが取れていないことと咳が出て体調もあまり芳しくなく、天候もかなりの曇り空だったので、2日目はその程度にして引き上げました。
今回の教訓は、伐倒時は90度異なる逃げ場所を2つ用意しておくことです。また、受け口は深く作りすぎないこと。
今後は薪の売れ具合にもよりますが、草刈りを中心にして、細い木の伐採を行い、林道から下の沢まで、南側敷地までのアプローチエリアをきれいな山林に少しずつ整備していこうと思います。
2024年2月

霧というか雲の中

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