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山に入ってみる①

山に行く準備が整ったので、天気の良い土日に山に行きました。
暑い時期だったので、昼ご飯、スポーツドリンク、熱中症対策タブレットを途中のコンビニで買いこみ、準備万端です。
山に着いて、まずは車にヒルが入り込まないように車の周りをヒルスプレー(意味があるかどうかは不明です)。それから持ち物をリュックに入れて、自分の足元もヒルスプレーをしていざ出陣です。
北側敷地の林道南側の東端からスタートです。十数年前の林道工事の際に作られたと思われる作業道があったので、それを伝って西端まで行き、そこから沢を渡って南側敷地の山に入ります。南側敷地の南端には送電線の鉄塔が建っており、敷地から外れるのですがそのさらに南には滝があるので、そこまで見に行こうという計画です。
早速林道から作業道におりて、順調に進みます。作業道にはところどころ木で地盤を補強しているところがあり、そこは本で読んだのと似たような形になっていました。勉強になるなと思い、順調に進んだのですが、すぐに沢を渡るところで足止めになりました。土砂崩れで見事に作業道が崩れて向こう側にわたることができません。

土砂崩れで作業道崩壊

仕方ないので、作業道から離れ、沢沿いを下っていきました。結構急な斜面を何とか下ったのですが、これまたすぐに足止めをくらいます。倒木です。
準備していたノコギリの登場です。確か直径10~15㎝くらいだったと思いますが、難なく伐って下りの再開です。だいぶ下りて何とか沢を反対側に渡れそうなところを見つけて反対側に渡りました。
今度は作業道に戻るため急な斜面の登りになります。相当きつく息が上がってしまい、休み休みしか登れません。まだ山に入って1時間もたっていないのにすでにかなり体力を消耗しており、急な斜面で立っているだけで何かの拍子に谷に落ちそうになるのではないかと不安で、木の山側で木につかまりながらしか休憩ができません。
多少息が収まったら次の目標となる木を探してそこまで頑張ってまた休憩。という感じでかなり各駅停車で登っていきました。ところどころ笹が茂っていて、そこは足元が見えないのと引っかかって転ぶと危険なので、それらを避けながらで、相当難儀して何とか作業道のところまで這い上がってきました。
作業道に戻って本当は座って休憩したいのですが、ヒルがいるのではないかと気が気でなく座ることもできません。夏場で汗もかなりかいていて、スポーツドリングを飲むとすごく生き返る気分でちょっと元気が復活します。
作業道はなんと歩きやすいことか!と思いながらその先に進みます。そこから先は敷地の西端まで順調に確認することができました。
ただ、かなり疲れていたので一度座って休みたいと思い、西端で作業道から林道に上がることにしました。西端の方は一面笹が茂っており、用意した鎌で笹を刈り、通れるスペースを作りながら斜面を登ります。最初はジグザクに進んでいたのですが、笹を刈る鎌を持つ右手がかなり疲れてきて力が入らなくなってきたのと疲れもピークになり、斜面に直角に上ることに方針を変更、そうなってくるとイチイチ鎌で刈っているのも億劫になり手で笹をかき分け何とか林道まで這い上がることができました。
西端の方の林道はコンクリート舗装されていたので、ヒルの心配はないと考え、やっと腰を下ろして休むことができました。8時に山に入ってまだ11時前だったので3時間弱山を歩いたことになります。たった2~3時間しかも距離でいえば半分以上は作業道を歩いただけなのに、腰を下ろしてから1時間くらいは立ち上がれませんでした。
ようやく疲れも取れて回復してきたので、少し早めに昼ご飯を食べて午後をどうするか思案しました。まず、とてもじゃないけど、南側敷地の南端まで行くことは不可能。そもそも回復してきたとはいえ疲れはたまってきているので、また山に入って大丈夫か、帰ってこれるのかということで悩みました。
無理は禁物。でもまだ昼前だし、せっかく来たのだからもう少し見て回りたい。せめて南側敷地の北端を見たい。多少体力が回復してきたのか、そういった思いが強くなり、午後また山に入ることにしました。

2023年7月

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