教育をアップデート ~体育編~
カンボジアに住み、世界の教育について色々学んだ結果、3年前の自分の教育観と現在の教育観の違いに自分自身驚きます。
~約2年半ぶりの体育指導をして、気づいたこと~
文部科学省による学習指導要領に体育の目的を次のように示しています。
「生涯にわたって健康を保持増進し、豊かなスポーツライフを実現する資質・能力を育成すること」
この教育観に照らし合わせ、色々指導を変えました。
・整列します。前へ、ならえ、なおれ、座れ
↑これは、よくある体育のワンシーンですが、なんだか上から目線ですし、楽しくないので、やめました。
・はい、集まって座りましょう。
↑今のスタイル
体育は運動の楽しさを学び、友達同士で励ましあったり称えあったりするワクワクタイムにしたいです。だから、厳しいルールや不必要な指導はやめて、安心して安全に楽しく運動できる環境を作ります。
先日の体育では、子供たちと一緒にマット運動と鉄棒を楽しみました。
「1番美しい前転」
を求めて、私も子供たちと一緒にマット運動をします。
色々なパターンの前転を見せて、子供たちは
「足を伸ばして回転し、立つ直前に曲げるのが1番美しい」と子供たちは考えました。
体操の富田選手の手本も動画で見せながら、みんなで前転を探求します。
「今の良かったよ!」
「すごい👏上手になったね😃👏✨」
子供同士で、自然と励ましの声があがります。
最高に楽しいなーとマット運動をしながら思いました。
次は鉄棒です。
鉄棒は、苦手だと感じる児童が多いですね。
「森嶋先生は逆上がり指導のスペシャリストだから任せて💪7年前にオリンピック銅メダリストの水島選手に鉄棒の極意を習ったんだから👍だから大丈夫だよ😉」
そういうと、不安そうにしてた子供の目がキラキラと、輝きます✨
逆上がりって、とても面白くて、動きのポイントを理解すれば簡単に出来るんです。
できないと言っていた生徒の2割が、ポイントを説明しただけで成功しました。
その時の嬉しそうな笑顔がキラキラ眩しくて、教師になって良かったなぁ·····としみじみ感動している自分がいました。
残りの8割の児童も、少し補助をして見事成功。
「やったね✌️」
「嬉しい♥できたー😀」
「森嶋先生の教え方すごい✨」
本当に教師って素敵な「志事」ですね。
体育のラスト10分はみんながやりたい遊びをします。ボール遊びとダンスの2つにわかれました。
そのダンスの選曲で
Mさん「2年前、運動会で踊ったダンスがしたいです😉あのダンスめっちゃスキ😉」
と言ってくれた子がいました。
嬉しかったですねー。
運動会のダンスは「楽しくてワクワクしてダンスが大好きになる」ことを意識して振り付けを考えています。
運動会のダンス、子供たちはワクワクして取り組んでいるでしょうか。イヤイヤ練習するような集団行動とか時代遅れの儀式はやめましょう。
オンライン授業について、私は肯定派ですが、やはり対面式授業でないと出来ないこともあります。
オンライン授業が続いたからこそ、対面式授業ができる環境への感謝の気持ちを再認識することができました。
これからも、児童生徒と学びあえる環境に感謝し、残りの赴任期間を全うしたいと思います。
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