限界傲慢ADHD気質公務員が、美人秘書に恋愛相談してみたの巻
気づけば息抜きに美人秘書の職場部屋に来ていた。
源「めちゃくちゃ傲慢な質問していいですか?」
美人秘書「ああ。はい笑」
源「俺、マッチングアプリだとMARCHレベルまで来てるんですよ(は?)
マッチングするのは、同年代が多くて、やっぱり半年から一年くらいで付き合いたいみたいな感じで。実際太陽ちゃんからも結婚の圧力すごかったし。自分は2年くらい付き合ってから、同棲とかして結婚したいなぁと。」
美人秘書「ああ、一応結婚願望あるんですね笑
それはこの前言ってた社会的なやつもありますか?」
源「....うん....まあ....」
お堅い公務員業は結婚してるかしてないかで顧客の印象が若干変わるのだ。俺としたことがそんなことを気にしなければいけないのが悔しい。
美人秘書「ええと、源さんはすぐに結婚したい!って感じじゃないんですよね?」
源「ええと...うんまあ...。なんか1人でも楽しいし、まだまだやりたいこともあるのでもう少し満喫したいなぁと笑 そしたらゼット世代と付き合うのがいいんじゃないかと思うんですけど、なんというか、尊敬が欲しいなぁと。(は?)」
美人秘書「つまり2.3年は遊びたいし、可愛いとかだけじゃなくて、結婚ってなると尊敬できるかも大事ですもんね。」
源「はい。美人って3日で飽きるって言うじゃないですか?(は?)(迷言)」
美人秘書「ゼット世代の子と付き合うのがWin-Winじゃないですか?笑 尊敬の意味で言ったら、同世代だったら光ってるものとかあるから、そういうところを見てあげればよいのかと。」
そして、美人秘書は自身の恋愛観を語る。
美人秘書「私は落ち着きたかったんでしょうね。恋愛して、あーダメだったとか、そんなのが耐えられなくて。だから、源さんがほんとすごいなぁって思います笑」
あれ、ディスってる?笑
源「俺も美人秘書さんみたいな人生を歩みたかったよ。」
美人秘書は25.26歳で付き合い、27で結婚し、29才に子供を授かった。という理想的なレールだ。だった気がするぞ。
若手「あれ、お二人何してるんですか?」
源「別に世間話をしていただけだよ笑」
若手「変な想像してました。こっそり2人がイチャイチャしてたんじゃないかなぁって。」
源「はいはい違いますよ。笑」
色々噂を立てられてもあれなので、部屋を出る。
美人秘書も用事があるようで出てくる。
美人秘書「....あのー、こういったら失礼なんですけど、私が今まで出会った中で、源さんっていちばん面白い人なんですよね。こんど、渋谷にいる私の知り合い紹介してもいいですか?なんか源さんの話したら会ってみたいってなって。
あ、ちなみに既婚ですけどね。」
源「いいよ大歓迎!だって俺が主役の会でしょ?めっちゃ気持ちいいじゃん。」
美人秘書「それはよかったです。その子も頭おかしくて、何言ってるか分からないんですけど、源さんなら合うなぁと思いました。」
あれ、めちゃくちゃディスってる?
美人秘書「ま、色々気にせず付き合ってみたらいいんじゃないですか?源さんのことを好きって言ってくれる子がいることは貴重だと思いますよ。」
そう。気づけば自分も選べる側にいると錯覚していた。傲慢だ。傲慢だった。
モテなくていい。たった1人好きな人と結ばれればいいのだ。
もし、頭がおかしいADHD気質の癖強限界価値観崩壊公務員を好きになってくれた希少な女性に出会った際は、まずはちゃんと向き合ってみようと思う。
美人秘書「源さん源さん!コーヒーこぼれてるこぼれてる!」
源「あっちゃー、またやっちまった」
周りにいた人も笑っている。
美人秘書「ほんとADHD出てますから!まあ、よかったですね。理解ある人が多くて笑」
源「ああほんとよかったわ!笑」
確かこの後も、俺の個性だからなとか、日常だから余裕とか色々ほざいていたと思う。
たとえ何かハンディキャップやコンプレックスがあっても、周りを変えればいい。周りが変わればいい。だからこそ、理解してくれる人たちは大切にしよう。
そして1番大事なのが、
ありのままの自分を愛そうぜ。
終わり。