foresDiary︰きみのかなしみを知っているはずだった
2022/12/24
「シンクタンク/Covered by fores子P」
ようやく温めていた曲をお披露目です。お待たせいたしました。年賀状をせっせと作っていたらどんどんやる気が湧いてきて、動画もやるかぁ〜ってなったわけである。温めるわけは過去のを見ると書いてます。
自分はどちらかというと低音が得意であり、低音になればなるほど中性───どちらとも取れない声を出せている気がする。でも母に聴かせると「上手いけどあんたの地声そのまんまやん」って言われる。さすが母、生まれてからずっと声聴いてるからな……
曲の傾向が昔から決まっている。哀しみ、虚しさ、無力、救われない、不幸等々……今回はなんだろう。解釈が難しくて一概にこれとは言い難いが、こんな歌詞がある。
"きみ"が誰なのかはわからないが、私にとっての"きみ"は皆さんお察しの通りである。きみが忙しくしている裏にはさまざまな感情があるだろう。その中にはかなしみもあるだろう。それを何もできずに見つめることしかできない私…いや"僕"。やがてきみのかなしみが僕を包み込み、かなしみ以外の感情を隠していく。
…と自分を曲の主人公にしないと声に張りが出ないのである。許せ…許せ…
私はきみのことをなんでも知っているつもりだった。最初は嫌いだったけど次第に良い人だってわかったし、特性はほぼ一緒だし好きなキャラクターも趣味も近いし、辛い時はそばにいてあげたい。…まぁそれは叶わないだろうけど。
でも離れてしまった今、遠目で見つめることしか出来ない。忙しそうだなぁと思いつつもその辛さ、キツさを理解していなかった。理解してあげたいけど自分が思っていることと行動が上手くいかなくて、結果的には「きみのかなしみを知っているつもりだった」、何にも出来ないバカな後輩だった。
それに比べて歌は正直で、上手く言えない言葉もすんなり言える魔法のようなもの。普段は辿々しくて話すことも話せない私でも、「fores子P」というフィルターを通せばなんだってできる。たとえ伝わらなくても私は伝えたいだけ───本当は"きみ"を救いたいのだ、と。
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