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foresDiary︰楽しみの中に虚しさあり

 待望の土日を前に目が冴えてしまった。せっかくなので久々に書こうと思う。

2022/11/24

 足が痛い。それには理由があって前日に某テーマパークに先輩…とではなくかれこれ12年ぐらい付き合いがあり、10年前に期間限定のアトラクションを7時間一緒に並んでくれた(もはや武勇伝)中学時代の友人と行ってきた。残念ながらfores子は痺れを切らしてしまった。

 やはり楽しい。2年ぶりに行く某テーマパークなんてまさに開放感そのもので「楽しい」という感情しかない。絶叫系で叫びまくり、ご飯を食べたり、ショーやお土産を見たりして心を喜びで満たす。

 でも現実に戻る瞬間があった。友人がトイレに行っている時のこと。私はベンチでただ朝の青空を眺めていた。空を見たら虚しくなってきて、「なんでこんな人が多くて一人でもしんどいところに一緒に連れてってーなんて先輩に言ったんだろう」って思った。それは成長しない子供のそれである。いきなりはハードルが高いのだろう。誘える自信がない、遠回しの断り、最近話せてないの3点盛り合わせなんて私の精神状態はもろとも、吐き気どころか大惨事になりかねない。それを忘れるために行ったはずなのに、一人になると消えたくなった。

 その時間は一回だけで、あとは5種類ほどの絶叫系アトラクションが虚しさをかき消してくれた。体で感じる恐怖は心の恐怖よりも強く、全てを忘れることが出来る。永遠にそうだと生きてはいけないけど、もう少しこのままでいたい。

 ────この虚しさが、消えるのならば。

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