【ウイポ10】2周目ST庭プレイレポ④
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【ウイポ10】2周目ST庭プレイレポ③|Fore (note.com)
今回は03年~10年。この頃にもなるとよほどの大種牡馬以外は自家生産で繋いでいった方が楽なのですが、心情的には史実馬を使いたかったりで悩みます。
確立系統
自動確立組は引き続き省略
プレザントタップ(米、ST、03年)
16歳、14頭、19050万
ヒズマジェスティから立ててきたリボー系の末裔で、その祖となるセントサイモン系という括りとしては史実における最後の成功種牡馬と言えます。日本のタップダンスシチーなど多くの大物牡馬を出しましたが、それらのことごとくが泣かず飛ばずで現在は風前の灯火です。
ウイポ的にはここまでは史実産駒中心での確立もなんとかなるレベル。ただ種牡馬としてはやや遅咲きで、手っ取り早く済ませるなら自家生産で早めに片付ける方が安全です。遅い時期にピークをぶつける場合、仔出しが経年で低下するため、万が一の際に自家生産でのフォローが難しくなる可能性があります。
プレザントタップは両親が親系統セントサイモンという致命的な問題があるのですが、これは自身まで4代連続で確立することによりリボーが親昇格し、解消します。ノータッチだと後継にも親被りが残ってしまうため、まだ伸ばしていくのであれば連続確立のメリットは大きいです。ただ抜け殻になるリボー、ヒズマジェスティはプレザントタップ確立前に滅亡する恐れがあるので、所有なり座敷牢なりでの保護が必要になります。
ウォーニング(欧、ST、05年)
20歳、9頭、8500万
前回立てたマンノウォー系ノウンファクトの産駒で、このライン、ひいては非エクリプス系全体で見ても近年では稀有な成功を収めています。
今回はノウンファクトからの連続確立……ですがあちらの確立は00年、そして元は北米のマンノウォー系ということで、基本的に左に寄った芝適性で戦うことになります。メインとなる短距離については欧州でも軽めの芝設定コースのG1が比較的多いため、多少欧州系統を混ぜてやれば走れないこともないですが。
確立はサニングデールの種牡馬入りでようやく満たしていました。このラインで最も大きく活躍したのは孫のドリームアヘッドですが、今回はグリーンデザートをロストさせたので連鎖的にこちらも消えています。
スピード一辺倒な因子構成であったこと、めぼしい後継を生産出来なかったことでライン維持はたぶんここで打ち切り。
オペラハウス(日、ST、06年)
18歳、10頭、11650万
日本におけるサドラー系種牡馬の希少な成功例で、上級レースでのスタミナと底力という特色を色濃く受け継いでいます。ただある種のロマン砲的なタイプゆえか、後継まで成功するには至りませんでした。
ウイポにおいては過去作でボロカスな扱い(主に鞍上面)だったテイエムオペラオーが競走馬として格段に扱いやすくなり、満額スタートがより盤石になりました。それでも分母の大きい日本で立てるには後継数が圧倒的に不足するので支援は必要。芝適性は基本欧州向きになるので欧州で使うのも有効です。今回で言えばアクティブバイオが向こうで良い働きを見せてくれました。
世界系統サドラーのための日本系統として確保しておきたかっただけなので、ラインはここまで放棄。
デビルスケール(日、ST、07年)
18歳、10頭、9200万
ファバージ末裔の架空ラインで、上手い具合に後継が出てきているので継続しています。古代血統の詰め合わせで配合的にも扱いやすいですが、ダート専を使ったのは少し失敗だったかなとも。日本だとダートレースは常に出走予定がパンパンでローテを組みにくいです。牝馬や確立に絡まない牡馬はG2以下ドサ回りに徹する、芝○は芝メインで使うなどの対処でどうにかすることになりました。
ミルジョージのラインもダート向きに出ており、これ以上日本にダート血統を増やしたくないので、後継は北米で支援しています。
モンズーン(欧、ST、07年)
17歳、8頭、7600万
ドイツで独自に発展したラインで、競走馬としての活躍はローカルながら種牡馬としては世界的に名を馳せました。主流血統を全く持っていないことから牝馬がよく重宝されます。一方で後継牡馬はいまいち上手く行かなかったり、需要が出なかったりで衰退気味。
種牡馬因子至上主義のウイポにおいては、クソ扱いにくい血統というほかありません。レガシー血統ばかり抱えたゲーム初期の欧州を追体験出来るような感覚です。それでも90年代頃ともなれば、当時よりは遥かにマシな牝馬を作れているはずなので支援は幾分楽なものです。
ケーニッヒストゥールは04年リミットなのでモンズーンの勢力メインでの連続確立は難しめ。理屈の上ではあちらを積極的に支援して早期に確立させておけば、息子が銀因子ありで戦えるようになるので多少扱いやすくなります。それ自体の難度がモンズーン確立より遥かに高いですが……。
インザウイングス(欧、ST、08年)
22歳、8頭、7200万
サドラーズウェルズの初年度産駒で、種牡馬として世界各国を股にかけたシングスピールやドイツでの活躍馬を多く輩出しました。現在ではシングスピールの末裔であるロゴタイプがちょっと注目されていたり、ドイツのアドラーフルクが凱旋門賞やKJの勝ち馬を出すに至っています。
ウイポでは少し頑張れば確立出来るくらいの立ち位置。シングスピールを確立するならついでに立てて損は無いですし、世界サドラーの頭数にもなります。ただ初期因子が1つだけなのに、晩成4歳引退で追加ノルマが絶望的というどうしようもない扱いを受けているので、自身の種牡馬としてのポテンシャルにはあまり期待出来ません。
ライスシャワー(日、ST、08年)
19歳、8頭、11850万
史実では語るまでもないと思いますが長距離G1を3勝し、久々の勝利を挙げた次走で予後不良となっています。
ウイポにおいては父系自体が連続確立が容易で簡単に金銀因子を揃えられるという点でまず扱いやすいです。加えて早め鍋底と史実産駒無しのために、現役期間をかなり長く引っ張れるのも良いところ。
自身、後継ともども豪州の長距離G1への適性が高いです。ウイポではシドニーC、メルボルンCともに難度が低く、自家生産だけでも活躍馬は比較的揃えやすいです。
オーサムアゲイン(米、ST、09年)
15歳、9頭、11800万
デピュティミニスターの代表産駒で、古馬になって連戦連勝でBCクラシックを勝った馬です。それ以上に種牡馬としての活躍が目覚ましく、特にゴーストザッパーは00年代でトップクラスの評価を得ていました。そのゴーストザッパーが当初コケたことなどによりライン継続は微妙な情勢。とはいえまだ活躍馬は出ていますし、孫世代からもニックスゴーが出るなど再度繁栄する余地は残っています。
ウイポにおいては父と連続確立することでSTを引き継げます。ノーザンミスプロレッドゴッドで金銀虹因子を揃えられるので種牡馬としての性能は高いです。少し支援して軌道に乗せれば確立はそう難しくありません。
次代になると前述の種牡馬因子が全て消えてしまうので、運用にやや難があります。父及び自身で銀因子は確保出来ますが、金因子は母系から捻出するのが良さそうです。史実においてはリローンチ系牝馬との相性の良さが目立っているものの、同配合での活躍馬のいずれも金因子の確保が困難です。
モンジュー(欧、ST、10年)
史実ではエルコンドルパサーと鎬を削ったことで日本では知られています。種牡馬としてはスピード不足が嫌われて下馬評が低かったものの、中長距離を主戦場にガリレオに次ぐサドラー系として多くの活躍馬を輩出しました。現在はスタミナ型種牡馬を忌避する流れがさらに進行していることもあり下火気味。キャメロットあたりのラインがどこまで保つかどうか。
ウイポでは史実馬をしっかり走らせれば簡単に確立します。総じて現役期間は短いですが、成長型の冷遇などもないので下振れなければ活躍はさせやすいです。自家生産でのスペックも大系統だけあって高め。
欧州がサドラー系でごった返すので後継は今のところ考えておらず、世界サドラーの頭数とだけする予定。
血統支配率
取得が1月だったので変な面々が主な種牡馬になっています。
日本
欧州
北米
世界
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