【遊戯王MD】ほぼ新規プレイヤーのエクシーズカップ参加記

ひとまず2nd進出までこぎつけたので使用デッキや感想など。


簡単な沿革など

MDは年始あたりに蟲惑魔に興味を持って2週間ほど触っており、今月半ばからまた触っているという形。そのため日数で言えば1ヶ月弱しかやっていませんが、その間も多少情報をつまんだりしてはいたので、タイトルは”ほぼ”新規としています。

再開前後ともに普段の使用デッキは蟲惑魔、六花が主。あとラビュリンスが予算の都合で半端に集まっていたり、最近はヴァルモニカを練習しています。

エクシーズカップの使用デッキ

そういう状況でなんか告知が来たエクシーズカップ。専用レギュレーションはエクシーズ以外のEXの大部分が制限されていました。このレギュレーションだと、まずセラに強く依存した蟲惑魔はほぼ使用不能です。ラビュリンスもURがスカスカで予算的に厳しめ。ヴァルモニカもリンクありきで、そもそも告知時点では未構築。

消去法で六花になったわけですが、これも正直苦しい構築になります。現時点の六花は植物族テーマを横断した構築(所謂植物GS)の展開ルートの1つとして用いられるのがポピュラーであり、エクシーズカップのレギュだとキーとなるリンクモンスターが完全に使用不能となります。年始のテーマクロニクルだと《聖天樹の幼精》や《アロマセラフィ-ジャスミン》はセーフだったので劣化させつつも色々動けたのですが、それも使えないためやむを得ず純正構築となりました。細かいところではサーチしやすい特殊召喚封殺効果の《サボウ・クローザー》も禁止になっています。

主な展開ルート

純正構築における基本となる展開は、手順はwikiなりですぐに出てくるので割愛しますが、最終的に場に《六花聖ストレナエ》《六花来々》、墓地に《六花のひとひら》《六花のしらひめ》、手札にサルベージした《六花絢爛》か《六花精ボタン》あたりという状況になります。この状況では《六花のしらひめ》でモンスター効果を無効にし、この時《六花来々》で相手モンスターをリリースするか、《六花聖ストレナエ》をリリースして《神樹獣ハイペリュトン》などに繋ぐルートを使い分けられます。

理想の初動札は《六花のひとひら》、《ローンファイア・ブロッサム》、《ワン・フォー・ワン》の7枚。枚数が全然足りていないため、《六花絢爛》や何かしらの召喚+《六花精ボタン》からどうにかすることも多々あります。

《六花聖ストレナエ》まで繋ぎきれない、《増殖するG》を受けた場合は、《六花精ボタン》までで止めて、《六花来々》で《六花の薄氷》をセットするなど。《六花のしらひめ》は手札からでも無効効果を使えることを覚えておくと多少は守りが堅くなります。

《六花聖カンザシ》は《六花聖ストレナエ》が弾切れした時やそのターン中に蘇生効果の使用を狙える場合などに。《六花精プリム》+レベル4or6か《六花精スノードロップ》の効果で立てられます。相手墓地に置きっぱなしにしたくなく、かつ墓地に送られた場合などの効果を持たない大型に対して効果的です。よく見るところだとホルスやクシャトリラには刺さっていました。

《六花聖ティアドロップ》は《六花精スノードロップ》の効果でレベル8に揃えるか、《六花聖ストレナエ》の効果で。枚数が残っているならレベル4揃えで《六花聖ストレナエ》を優先した方が良い場面が多く、《六花聖ストレナエ》からの召喚先としては《神樹獣ハイペリュトン》の方が優先されがちで若干影が薄め。

その他のEXはほぼ数合わせ感。緊急用の《天霆號アーゼウス》はもっぱら《クシャトリラ・ユニコーン》の囮になっています。《No.87 雪月花美神クイーン・オブ・ナイツ》はイベント環境に多いバーン系デッキに対して、セット魔法罠除去が有効です。毎回フリチェを踏み抜いたけど

サブプランとして《椿姫ティタニアル》も投入しています。《六花精スノードロップ》での特殊召喚が可能で、場合によっては《六花絢爛》の
追加効果で同時にサーチすることも出来ます。このデッキとしては高い打点と、フィールド対象というそこそこ広い範囲の無効破壊効果は今の時代でもそれなりに優秀です。

手札誘発およびその対策カード

基本ルートのみでも有効性の高い除去を構えられますが、そこら中からアドバンテージが湧いてくる令和の遊戯王では、これだけで戦うにははっきり言って弾数が大きく不足しています。手札誘発や罠を多数構えないと守り切るのは難しいです。

手札誘発の中では《灰流うらら》《無限泡影》はこちらの展開前後どちらでも強力な妨害札として戦術によくマッチしています。手札誘発ではないですが《墓穴の指名者》も同様に展開前後両方で有効な札です。

逆にこちらの展開時に機能しない《エフェクト・ヴェーラー》、伏せとしての機能がせいぜい《ライトニング・ストーム》等の対策に限定される《抹殺の指名者》は持て余すことが多かったので外しています。

その他で入っている《増殖するG》は間接的な妨害に留まりますが、単純なパワーカード兼《灰流うらら》の囮として。《原始生命態ニビル》は通った時の爽快感で1枚残していますが、《抹殺の指名者》無しだと旨味が減って微妙かもしれません。そもそも意識したプレイングで対策されることも多かったです。

その他の採用カード

魔法罠に死ぬほど弱いので《ハーピィの羽根帚》、《ライトニング・ストーム》を投入しています。テーマ用永続カードは後から破壊しても遅い感があるので普通の環境では入れない選択肢もあるのですが、バーンまみれのエクシーズカップでこれらを入れないのは辛すぎます。《金満で謙虚な壺》はそれらの魔法罠除去と、少なすぎる初動札の確保用に。

罠は妨害札を水増しして《六花聖ストレナエ》や手札誘発とともに相手の機能不全を狙います。相手がまともに回ったらもう勝てないくらいの意識。特に強力なのがテーマ用の《六花の薄氷》で、フリーチェーンのコントロール奪取でEXからの召喚や起動効果への大きな抑止力となります。《六花来々》の効果を使用すれば一挙に2体を減らせる上に、無効などのチェーン発動もコストによるリリースで先んじて潰せます。発動が1ターンに1枚制限なことと、《六花絢爛》の側を最初から握っていればあちらの代わりに《六花来々》で引っ張ってこれることから、2積みくらいがしっくり来る感じ。

《神の宣告》は相手の《ハーピィの羽根帚》、《ライトニング・ストーム》、《拮抗勝負》などでよく爆散するのでその対策と、手札誘発と同様に起点となるカードを潰すために採用。まだあんまり使えてないのでベターな選択肢かは分かりません。

メインとなる展開の筋が細すぎるため、以前は囮兼打点の確保としてクシャトリラを少数混ぜたりもしていました。実際の効力としてはメインのモンスター単体だと相手ターンでの圧がさほど強くなく、エクシーズを含めてある程度まとまった形で出張させた方が良さそうでした。あと少数の出張だととにかく事故ります。ホルスも考えていましたが《灰流うらら》の囮が《灰流うらら》で大損こくギミックなのもどうかなと思い没に。

エクシーズカップの環境雑感

エクシーズカップというか年始からの変化として、新たに炎属性系やホルスを絡めたデッキを環境上位として頻繁に見かけました。前者はなんかデッキパワーが非常に高く、その上スネークアイは《六花聖ストレナエ》に対する効力が非常に高い《反逆の罪宝-スネークアイ》を気軽に使ってくるのが厄介な印象。実際のところリンクモンスターが使えないレギュでどの程度強いものなのかは分かりませんが。

後者は安定性と継続性、出張力に秀でており、六花のような即座に決められない低速デッキだとどんどんリソースがすり減らされていく感じ。多数の大型を手早く並べることでのワンショットも行いやすいようです。またその対策として持続、永続除外効果をよく見かけるようになっています。これは実際喰らってみると意外と痛手でもなかったですが。

エクシーズカップ固有の環境として、手早く報酬を得るためのバーンデッキはかなり目立っていました。当たったのは《墓穴ホール》、《ディメンション・ウォール》などを採用してビートダウンを念頭に置いた形が大半。今も存在する概念なのか知りませんが令和の【ウォールバーン】といったところなんでしょうか。六花は魔法罠対策をほとんど構えられないため、マッチング=ほぼ死です。まあこれは仕方ないので羽箒ライストを入れる程度の対策に留めて割り切っています。全体としては勝率が高くないのでしょうし、DLvが上がるに連れて遭遇率は下がっていきました。

リンクモンスターが出てこない関係上、裏守備効果は後出しでもほぼ全モンスターに効く効果的なメタとしてよく使用されていました。汎用性が高いのは速攻魔法の《皆既日食の書》、罠を使うラビュリンスなら《魔砲戦機ダルマ・カルマ》など。六花としては《六花来々》が裏守備に対応していないため使いにくく、逆に使われると《六花のしらひめ》を封じられるのが致命傷となって不利な要素でした。

パワー不足で本当に辛かったので、これ以上に相手が強くなるであろう2ndは知りません。まだ残っている対戦数のミッションをデイリーとセットで消化するくらいになりそうです。というか短期間に集中して触って満足したから頃合いを見てまたしばらく放置するかもしれません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?