私の仮の生死観

もし、私が死ぬ瞬間が来たら綺麗な音に囲まれて息を引き取りたい。フォーレのシシリエンヌとか坂本龍一さんのenergy flowや戦場のメリークリスマスとか。

最近、消えたいとよく思う。まだ、やりたいことあるから別に死にたいわけじゃない。リスカも未遂もしたことない。そんな勇気は私には持ち合わせてなかった。

私の大切な人は過去に未遂をしたことがあるらしい。小さい頃に。あまりにも「俺にもそんなことあったんだー」て明るく言ってきて「一緒だねー」てハイタッチまでしてきて、思わずあっけらかんとしてしまったのは今でも覚えてる。今はそんなことなくちゃんとしてる。

消えれば、私という存在がないことになれば、きっと誰かは楽になるだろうし、誰かの人生を邪魔することはない。

もう、私がいなくても安心だね、良かった。
そんな時が来ればいいのに。

でもそんな時、同時に大切な人と約束した「生きて」という3文字がよぎってしまう。

そうだった、私は約束したんだった。約束は守らないと。

それだけで、踏み止まれるのだから、まだ、生きていたいのかもね。

そんな約束すら破りたくなったら綺麗な音楽を流しながら目を閉じようと思う。

でも、彼には私よりずっと長く生きててほしいな、ずっと幸せであってほしいな。たとえ私がいなくなっても、見守っていたい。

私はきっと疲れてるんだ、綺麗な音楽を流しながら少し休もう。