【映画】DAU. ナターシャ
本作は、第二次世界大戦後の全体主義かのソ連の街を再現し、そこに実際に演者を2年間住まわせ撮影された、前代未聞の映画である。
本作に、エンターテイメント性は全くない、ただひたすらに当時のソ連の空気感を忠実に再現している映画である。出演者も架空の街に2年間暮らしているため、ソ連全体主義時代の空気感をまとっている。それらの出演者のリアルな会話劇が映画を構成している。
しかし、自分にはこの映画の凄さが理解できなかった。たしかに、当時のソ連の空気感を垣間見ることができたが、それ以上でもそれ以下でもなく退屈な映画であった。難解な現代アートを眺めている感じであった。