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ミニマルな生活への憧れ

最近、「超ミニマル・ライフ」(著書:四角 大輔)という本を読んだ。ベストセラーとなった前作「超ミニマル主義」の続編である。

著者の四角氏はニュージーランドの湖畔で自給自足ライフを送っている方である。本やメディアを通じて生き方に関する発信をされており、私も参考にしている。

本書は「思い込み」「体」「食事」「脳疲労とストレス」「人間関係とコミュニケーション」「お金と働き方」のすべてをミニマル化&軽量化して幸せに生きるための全技法が公開されている。

本書の根底にあるメッセージは「Live Small、Dream Big」である。つまり、「小さく生活し、夢は大きく」という考え方である。

ミニマルな生き方には共感するし、憧れるが、実践するのは非常に難しい。今の自宅を見回しても物で溢れている。幼い子供もいるので家は常にぐちゃぐちゃだ。毎日膨大な時間を片付けに使っている。不要なものは思い切って捨てればいいのだが、それもなかなか難しい。

捨てることができないものの一つに子供の教育費がある。家計の中でもかなりのウェイトを占めている。思い切って削ってしまえば家計もミニマルになるが、将来のことを考えるとそう簡単にはできない。子供の教育に投資しているのは、もしかしたら親の不安の裏返しかもしれないが、やはり将来子供たちが稼げる大人になれるように、できることはやりたいと思う。

東京に住んでいるため住宅費もかなり高額になる。いっそのこと家賃の安い地方に暮らしたいとも考えるが、両親も東京にいるため難しい。

もし自分ひとりで自由に生活していいのであれば、地方に住み、月10万円程度の必要最低限の生活費だけで生活し、仕事も週に2~3日程度というミニマルな生き方も可能かもしれないが、東京暮らしで子供がいるとそうもいかない。特に贅沢している訳ではなくてもそれなりにお金はかかる。地方で一人で仙人のような暮らしをするのとはわけが違う。

しかし、生活に必要なコストを抑えるという考え方はその通りだと思うので、自分に合ったミニマルな生き方を模索したいと思う。

ミニマルな生き方に憧れつつも、家庭や子供の教育、都市での生活など現実的な制約がある中で、どのように自分に合ったミニマルな生き方を見つけるかは課題である。

仕事・家事・育児に追われ、ミニマルとはほど遠い生活であるが、試行錯誤しながら自分にしっくりくる生き方を見つけていきたいと思う。特に、生活コストを最小限に抑えることは常に意識していきたい。


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