なめらかに生きるためのアーキテクチャ
仕組みさえつくれば人間は勝手に動き出す。フランスやベルギーでは、臓器提供の意思ありはほぼ100%に達している。これは、意思表示がない場合にのみ免許証の裏などにチェックを入れることになっているからである。このような仕組みを「アーキテクチャ」と呼ぶ。うまく「アーキテクチャ」を設計することによって、人間は自然と善意ある行動をすることができる。
私はこの「アーキテクチャ」の概念は素晴らしいと思っている。「アーキテクチャ」は人間を幸せにする可能性を秘めた概念だと思う。AI、VR、IoT、クラウドなどのテクノロジーの進化により、構築できる「アーキテクチャ」の可能性は広がっている。
私の理想は、上手に「アーキテクチャ」を構築することにより、適当に生きていても、自然と自分の望むところに到達していることである。この「アーキテクチャ」を見つけるために試行錯誤を繰り返している。
自分の行動力を高める「アーキテクチャ」の一つに、自分の行動を記録する方法がある。自分の行動を記録することにより、自然と行動に焦点が行き、行動の量・質ともに高まる。行動記録がアーキテクチャの一種である。
いかに自分の人生に機能するアーキテクチャを組み込むことができるか。なめらかに生きていくためのヒントとなる。
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