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MasaHのゴロスショップ(Vintage)解説

デッキレシピ

土地(22)
4《古えの墳墓》
1《埋没した廃墟》
2《発明博覧会》
1《カラカス》
2《ミシュラの工廠》
4《Mishra's Workshop》
1《露天鉱床》
1《The Tabernacle at Pendrell Vale》
1《トレイリアのアカデミー》
1《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》
4《不毛の大地》

クリーチャー(13)
3《不屈の巡礼者、ゴロス》
1《磁石のゴーレム》
3《ファイレクシアの破棄者》
2《石とぐろの海蛇》
2《難題の予見者》
2《歩行バリスタ》

呪文(25)
1《Black Lotus》
1《虚空の杯》
2《世界のるつぼ》
1《王神の立像》
1《ウルザの後継、カーン》
1《大いなる創造者、カーン》
1《魔力の墓所》
1《Mox Emerald》
1《Mox Jet》
1《Mox Pearl》
1《Mox Ruby》
1《Mox Sapphire》
1《神秘の炉》
1《無のロッド》
1《太陽の指輪》
2《魔術遠眼鏡》
4《抵抗の宝球》
1《不滅の太陽》
1《アメジストのとげ》
1《三なる宝球》

サイドボード(15)
2《防御の光網》
2《罠の橋》
2《墓掘りの檻》
4《虚空の力線》
1《マイコシンスの格子》
2《無のロッド》
2《魔女封じの宝珠》

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土地の解説

・《古えの墳墓》、《Mishra's Workshop》、《トレイリアのアカデミー》
MUDでは、これらをMAXで積むのは定番。
MUDは、複数のマナを出せる土地を基準に動く必要がある。

・《埋没した廃墟》
打ち消されたり破壊されたりして墓地に落とされたアーティファクトの回収。
世界のるつぼと合わせることで、毎ターン墓地のアーティファクトを回収できる。
この土地で、《歩行バリスタ》を使い回すことが多い。

・《発明博覧会》
サーチ能力のおかげで、ゴロスショップは一枚刺しのアーティファクトを多く取れる。
毎ターンのライフゲインも古の墳墓で失ったライフを取り返してくれる。
世界のるつぼと合わせれば、毎ターンアーティファクトをサーチできる。

・《カラカス》
《不屈の巡礼者、ゴロス》と合わせて使うと非常に強い。
相手の伝説生物を除去するだけでなく、《ゴロス》を守ることもできる。
《ゴロス》自身をバウンスして出し直すことにより、土地をさらに増やせる。
《ゴロス》で最初にサーチしてくる土地は、多くの場合はこれである。

・《ミシュラの工廠》
2/2のアタッカーか3/3のブロッカーとして活躍してくれる。
ただし、セットしたばかりは召喚酔いしていて、3/3のブロッカーにはなれない。
攻撃してきた《戦慄衆の秘儀術師》を一方的に返り討ちにできる。
《戦慄衆の秘儀術師》によって墓地にある稲妻や剣を鋤にを打たれても、
生物化する前のこの土地を狙うことはできない。

・《露天鉱床》、《不毛の大地》
言うまでもなく、MUDなら必ずMAXで積む。
相手の土地を攻めながら戦うのもMUDでは基本。
世界のるつぼと合わせることで、ロックが完成する。
相手が土地不足で苦しい時は、《ゴロス》で《カラカス》ではなく、
《露天鉱床》を即座にサーチしてくるといい。

・《The Tabernacle at Pendrell Vale》
この土地が故、ゴロスショップはドレッジ相手にメインから勝てる可能性がある。
《ゴロス》を3枚積んであるので、この土地が4枚積みされているも同然。
また、サバイバルがブッパしてきた返しにこの土地を置くと、相手は悶絶する。
生物が多めのフェアデッキ相手には、マナ拘束となり、無駄にならない。

・《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》
《Tabernacle》や《Workshop》から普通のマナを出すことができたり、
古の墳墓からのダメージを食らわなくしてくれるため、重要。
また、この土地は、サイドボードに積んでいる《虚空の力線》
を素で出すためにも活躍する。

生物(クリーチャー)の解説

・《不屈の巡礼者、ゴロス》
このデッキは、この生物を基準に作られている。まさに、このデッキの主役。
時と場合に応じで、好きな土地を持ってきてくれるナイスガイ。
パーミッション系のデッキにとっては、これはマストカウンターである。

・《磁石のゴーレム》
MUDにおいて、これほど理想的な生物はいない。
高い打点と呪文妨害を一枚でこなしてくれる。
さすがは、生物初の制限カード。
ただし、逆説相手に、マナファクトの置き直しを妨害できない点は注意。

・《ファイレクシアの破棄者》
《ダク・フェイデン》など、強力なPWの登場後は、必須パーツとなっている。
《真髄の針》や《魔術遠眼鏡》との違いは、これはMOXなどのマナ能力を
止められるが、土地の起動能力は止められない点。
ドレッジなど、土地のマナ以外の起動能力を多用する相手には、困ることも。
《レンと六番》により簡単に倒されてしまうので注意。
RUG相手には、最初に《レンと六番》を指定する必要がある。

・《石とぐろの海蛇》
《タルモゴイフ》にサイズで勝てる、《ダク・フェイデン》に奪われず、
《三角エイの捕食者》や《鋼の風のスフィンクス》をも止められる。
最近は、RUG PWコントロールも多いせいか、この蛇はゴロスショップでも必須。

・《難題の予見者》
ハンデスしながら4/4が出るのが、弱いはずがない。
相手が次のターンに打とうと思っていたカードを追放してくれる。
《Workshop》から出せないため、《古えの墳墓》や《アーボーグ》で。

・《歩行バリスタ》
MUDにおいて、本体火力&生物除去をしてくれる貴重な存在。MUDのフィニッシャー。

置物系の解説

・《Black Lotus》、《Mana Crypt》、各種《Mox》、《太陽の指輪》
1T目の展開が重要なMUDにとっては、言うまでもなく必須パーツ。

・《虚空の杯》
先手1T目にX=0で置けば、相手だけMOXが使用できなくなるし、
後手ならば、X=1で置くことで、フェアデッキの多くは大きな痛手になる。
さすがは制限カード。

・《魔術遠眼鏡》
相手の手札を見てから、マナ能力以外の起動能力を封じる。
相手の手札で被っているフェッチランドを指定するのもよし、
出されたら困るPWを指定するのもよし。
ドレッジやサバイバルが相手なら、Bazaarを指定することが多い。

・《抵抗の宝球》
MUDでは核となる重要なカード。
このカードにより、相手の動きを大きく制限し、優位に立てる。

・《不滅の太陽》
毎ターンの追加ドロー、コストダウン、味方生物の全体強化、PWを完全に封じる。
まさに不滅。多くのPWを使用するRUGデッキ等には、非常に強い。
ただし、自分のPWも止まってしまうことには注意。

・《アメジストのとげ》
生物以外をコスト増させる、マナ拘束系の置物。
フェアデッキの多くは、生物以外の呪文でデッキを回すため、非常によく刺さる。

・《三なる宝球》
数少ない、MUDでワンキルできるレベルの制限カード。
先手1T目に置ければ、相手がMUDでない限り、勝利も同然。

・《世界のるつぼ》
生贄に捧げる能力を持つ土地を使いまわすため、
または破壊されたWorkshopやAcademyを戻すためにも役に立つ。
ダクフェイデンに真っ先に奪われるのものなので、注意しよう。

・《王神の立像》
ボーラス様の石像。コストは重いが、これを置ければ勝利も同然。
相手はほとんど何も打てないまま、ライフを失っていく。

・《ウルザの後継、カーン》
手札補充か生物作成かを選べる。
《Workshop》から出せないため、《古えの墳墓》や《アーボーグ》で。

・《大いなる創造者、カーン》
相手にだけ《無のロッド》の効果を与え、自分は打点増強やサイドからの手札補充。
さすがは、PW初の制限カードである。
《Workshop》から出せないため、《古えの墳墓》や《アーボーグ》で。

・《神秘の炉》
MUDのために作られた《ネクロポーテンス》と言っても過言ではない。
これ一枚で、劇的なアドが取れる。

・《無のロッド》
MUDにとっては天敵の一つ、と思えるこのカードだが、
ゴロスショップでは、なんと自分から、しかもメインから採用するのだ。
レシピによっては、メインから2~4枚採用することもあるくらい。
逆説やTPSが増えている今では、多少自分の能力を犠牲にしてでも出したい。
ゴロスショップはアーティファクトの起動能力にそこまで依存していない。
自分はかすり傷、相手は重症という状態に持ち込めれば理想。

サイドボードの解説

・《防御の光網》
最大の目的は、《活性の力》を防ぐこと。
《意志の力》、《否定の力》などの打ち消し呪文も防いでくれる。
それだけでなく、コンボデッキがこちらのエンドフェイズに妨害置物を除去する
のを防いでくれる。特に《ハーキルの召還術》など。
MUDは相手ターンに呪文を打つことは無いので、自分への害はない。
サイドインする相手:サバイバル、ドレッジ、緑入りPWコントロール、墓荒らし、
          緑入り逆説、土地単、逆説、Doomsday、TPS

・《罠の橋》
サバイバルやドレッジが生物ブッパしてきても安心。
特に、「数の暴力」で生物で攻めてくるデッキ相手にはサイドインする。
サイドインする相手:ドレッジ、サバイバル、ラベジャーショップ、オース、
                5C人間、エルドラージ、バザールアグロ

・《墓掘りの檻》
墓地を利用するドレッジにはもちろん、《ボーラスの城塞》、《ドルイドの誓い》
などのライブラリー利用にも効く、1マナでありながら万能な対策カード。
サバイバル相手には、《復讐蔦》の誘発以外には効果がなく、必要はないとみている。
サイドインする相手:TPS、ドレッジ、オース、逆説ストーム、フラッシュ、スパイ

・《虚空の力線》
墓地利用だけでなく、探査や死亡誘発も防げる。墓地を肥やすことすら許さない。
《アーボーグ》を入れているため、後々引いてしまった場合は、素出しできる。
サイドインする相手:ドレッジ、サバイバル、ラベジャーショップ、ゴロスショップ、
          土地単、スパイ、フラッシュ

・《マイコシンスの格子》
マイコカーン用。サイドインすることは無い。

・《無のロッド》
マナファクトに依存したストーム系のデッキ全般に刺さる。
また、ラベジャーショップはアーティファクトの起動能力をよく使うため、
このカード一枚で大幅に減速させることができる。
サイドインする相手:TPS、逆説系、ラベジャーショップ、Doomsday

・《魔女封じの宝珠》
《ドルイドの誓い》や《ハーキルの召還術》、ストームデッキのとどめを防いでくれる。
《歩行バリスタ》や火力呪文などの、本体ダメージに狙われなくなる。
サイドインする相手:TPS、オース、逆説全般、ゴロスショップ、カニボンド、バーン
          Doomsday

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