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立冬

気づいたら、前回の投稿から6ヶ月が経過していました。
「半年」という期間。季節は初夏から晩秋へと移行しているのにも関わらず、私は未だに半袖・サンダルで、なかなか紅葉しない樹木のように季節の流れについていけない感覚を抱きます。
「半袖はあなただけだよ」と、テラス席でカレーを頬張る私の身体を心配してくれた人がいたのですが、その時にはじめて「そういえば寒いな」と気付くくらい変化に鈍感な人間なのだと思います。
毎年秋から冬にかけて風邪をひくのも納得です。

一方で、様々な「変化」に対して敏感な人もいらっしゃいます。
感受性が豊かで、危機管理能力があり、慎重で計画性のある方に多い印象です。
生活や環境が変化する際に必要なスキルである一方、程度が強すぎると不安や混乱が生じて、日常生活に支障をきたす場合があるかもしれません。

特に、妊娠・出産・育児は、心身と生活環境に大きな変化が生じるので、「変化への適応」は避けられないことです。
では、心身や生活環境の変化に柔軟に対応するためにはどのようにしたら良いのでしょうか。

  1. 変化を嫌い抵抗する理由を深掘りする

  2. 変化を受容することで得られることを挙げていく

  3. 自分でコントロールできるものとできないものを区別する

  4. 『変化に完璧に適応しなくてはいけない』というプレッシャーが、自分を苦しめていないか問う

  5. 過去や未来ではなく、いま目の前のことに集中する

  6. 「できないこと」に重きをおくのではなく、「できそうなこと・できること」に注力する

  7. 変化を受け入れる過程にはプロセスがあるので、今はその移行期間の途中だと俯瞰する(変化に対する不安や抵抗を否定しない)

  8. 大切な人が、同じような状況で悩んでいたら、どのような声かけをするか考える

変化の受け取り方は十人十色。
ストッパーが働いているときは視野が狭くなりがちですが、雲外に蒼天があるように、変化を乗り越えた先にはより広い視野をもてるようになるかもしれません。

秋から冬への季節の変わり目。
どうぞ御身お労りください。

港助産院 城野


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