挑戦。医学部二次試験・一般入試枠。 後編

まずは数学でした。なんとか、上出来かな、という感触を持ったまま、(何か書いたのだから大丈夫だろう、そう思い込みながら、)理科にうつり、微妙だけどこれは難しかったな、しかし、数学で点がとれたから大丈夫だ、そして次の科目はボクの得意科目だから大丈夫だ、と思っていました。このあと得意科目の英語に移り、得意だから大丈夫、肩の力を抜け、数学でとれたはずだから万が一を想定しても戦える、と、自分に言い聞かせながら説きました。

この自分の中の葛藤は他の科目の出来をすべて自分の都合のいいように解釈しています。

失ったから取り戻してやる!ここは絶対に死守!

そんな必死さより、どこかで気持ちに余裕を持たせるわけです。そのように思わせてくれる得意科目が一つでもあることが大前提なんですが。

失ったものを取り戻そうと躍起になるのは、更に自分と得点を失う羽目になります。残るのは必死にしがみついた後悔だけです。

あとは、解いている周りを気にしないこと。試験場では頭が良さそうに見えますが、入学してしまえば入学時の成績上位者も大したことなかったりするんです。

まとめると

・解けずに立ち止まったらわかる問題から解き、解けない問題はあとから何か書いて糸口を探してみる。
・都合よく、出来たと思い込む。
・必死にならない。得点を取り戻そうと躍起にならない。必死になって、試験後に残るのは他に十分な時間を回せなかった後悔だけ。
・周りは頭良く見えるが、そう見えるだけ。入学した後見てろよ芋ども。くらいの気持ちで。

こんな感じでしょうか。入試の時ボクの前に座っていた受験生も入学していました。その人は某超有名私立高校出身でしたが、1年生のうちに単位数が足りずに留年し退学してしまいました。こんな感じの話、きっと、どこの医学部でも聞きます。こんな人たちがいるのだから、周りを恐れることはない。あなたの中には、努力した分だけ、私は努力したんだ、俺は医学部目指して必死にやってきたんだ!という自信があり、その自信が自分の力を出し尽くしてくれるでしょう。あのピリピリした雰囲気に飲み込まれてはなりません。

できればこの記事は、入試の2,3日前くらいに読んでもらいたいです。

入試前日は入試のことを少し忘れるくらいに、普通の食事で気を張らずにいればいいです。

入試付近の生活などについては、また追って書きます。

医学部入試の当日、あなたがあなたの全てを出し尽くせることを願っています。

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