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思い込みとキャッチボール

「あ、サランラップなくなった。」
独り言くらいの大きさの声に妻が反応して
「ラスト?なくなったって教えてくれて助かるー。」

会話はここで終了…なんだけど。

機嫌の悪くなさそうな妻に
"言ってはいけないと思い込んでいたこと"
を思い切って話してみた。


「前も同じこと言ってたから『なくなったよ』って言ったら『自分で買ってきたっていいんだけど‼️』って言われて、そっか自分で買わなきゃいけないのかって思ってたんだよね」


またそんな事を言ったら険悪になるに違いないって思い込み。

実際、そんなことにはならず

「自分で買ってくれれば嬉しいけど。
でも冷凍食品とかお菓子とか日用品も、いつも使いたい時にいろいろなくなってて、何度も買い物に行くハメになるから困るんだよねー。
(居ない時?)LINEとかで「なくなった」って伝えてくれるだけでいい。
基本的にあなたはそういうの話したりしないよね。
会話がない。
性格の違いなんだなって思ってるけど。」


険悪にならないから、もうひとつ言ってはいけないと思い込んでたことを伝えた。


「確かにあまり聞こうとしない。
前に『何でもかんでもいちいちいちいち私にいいかどうか聞かないで❗️』
って言われた記憶が、
これは聞いちゃいけないかも、
どれを聞いていいか分からない!
って思わせてしまって
だからなるべく聞かないようにしてた。」

「食べちゃうのが悪いわけじゃなくて。
アレ食べていい?
これ食べていい?
は別に聞かなくていいんだけど、
「食べたよ。なくなったよ。」
は教えて欲しい。」

「そっか、「食べていい?」はいちいち聞かなくてもいいけど、「食べたよ」は言って欲しいって思ってるんだね。
オッケー。」


他の家では何気ない日常の会話なのかもしれない。

文字にしたらなんてことない会話。

長いことなぜこんなキャッチボールができなかったんだろう。

「なに⁉️私のせいって言いたいわけ⁉️」
とか
「どうせ買ってきやしないくせに‼️」
とか。
「またきっと(ネガティブな)こうなるに違いない」
という思い込みが人の思考を歪ませてコミュニケーションを不全にする。

って事柄は、知ってる。

のに分かってない。


人って面白い。

「知る」と「分かる」「行う」の壁。


今日は長年しまい込んでた未完了のボールを

思い切って投げてみて

受け取って

投げ返してもらって

キャッチボールができた歴史的記念日。


埋もれてしまわないように記録しておこう。

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