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これは私への罰なのだろう

20代の終わり、初めて片想いをした。 どう足掻いても叶うことはなかった。 恋人にフラれる失恋なら何度も経験があった。 それらは全身を引き裂かれるような痛みを伴ったけど、どんなに大恋愛だったと思うような恋でも結局は時間が彼らを忘れさせてくれた。 片想いに終わった恋も同じだと思っていた。 いつかは忘れられる日が来る。たまに思い出して切ない気持ちになることはあっても若き日のほろ苦い思い出になる日が来るはず。 そう思っていた。 だけど一度も実らなかったその恋はまるで違った。 時

    • 私の座標

      私はいま、どこにいて何をしているのか。 どこに向かって歩いているのか。 進んでいるのか止まっているのか。 完全なる迷子になってしまった。 進むことも止まっていることにも疲れてしまった。 鬱々としていた昔の嫌いだった自分にそっくりだ。 いつどの地点から道を外れてしまったのかさえ、もうわからない。 どうすれば身体に力が湧いてきて、どうすれば前向きに考える自分を許せて、どうすればポジティブな言葉が口から出てくるのか、すっかり忘れてしまった。 もっとはやく動きたいと考

      • 君想う、ゆえに我あり

        哲学のお話はできません。 ふと言いたくなっただけ。 私は『我思う』よりも、『君想う』な人生だと。 誰かに心奪われているとき、確かに存在してるって感じる。 輝いてるーーーーーー!!!!!生きてるーーーーーー!!!!ってね。 病的でしょ。昔から恋愛体質なのです。 私は超が付くほど怠け者です。 何もしなくていいのならいくらでもパジャマ姿でダラダラしていられる。 この2か月の自粛期間、人に会わなくていいことでストレスフリーだったし、ステイホームという大義名分のもと罪悪

      これは私への罰なのだろう