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保育をどうしよう未来会議 雑記6

どうも、主任やまもです。

幼稚園教諭をしたり、大学で講義をしたり、主任やまもの園内研究室を運営したりしています。


ルクミーの保育をどうしよう未来会議の録画視聴が1月15日まで見られます。今日は未来会議の数ある動画の中から、私の心が触れたキーワードをピックアップしていった雑記をお送りします。
2,000文字くらい書いたら終わります。


保育をどうしよう未来会議の録画視聴を見たい方はこちらから↓↓
セッション(動画)が18本もあります。無料です。


では、書いていきます。(現在224文字)


ドキュメンテーション実践からの気づき

今回のセッションはフレーベル西が丘みらい園さんの実践です。
実際のドキュメンテーションは動画で見てください。とても素敵です。
子どもの興味が連日の保育に繋がっていく様子が分かりました。
ここでは園の理念や気付きをまとめます。

園の理念

・一人ひとりの子どもがこの園に愛されていると感じる職員の対応
・失敗してもとがめられない安心できる環境
・指示語、命令語、禁止語のない温かい言葉環境

立ち上げの時にできた理念ですが、
職員の疑問がたくさんあったようです。

・ダメなことをダメと教えることも必要では?
・したくない!も主体性?
・経験が偏るのでは?
・学校で不適応を起こすのでは?

「分かる分かる!」という疑問点がたくさんです。
これらに実践と振り返りを通して、答えを出していったのが西が丘みらい園さんなんですね。
きっとここでは語り切れない努力があったのだと思います。


子どものしたくない!について少しお話すると…

私が先日小学校の先生とお話した時に『就学前に「やりたくない!」で済まさないで、やることはやる経験をさせてほしい』と言われました。

私の信頼する、尊敬する先生たちからのお話なので、一方的に子どもに押しつける教育をすすめている方たちではありません。
その分、小学校現場のリアルな声だと思っています。

小学校生活が始まった時に不適応を起こさないために、幼稚園で大切にしていることだけを卒園まで推し進めるべきではない、ということでしょうか。
まだまだ整備がされていないアプローチカリキュラムの考え方や実践内容の検討につながる部分ですね。
また、時間での区切り(休み時間から学習時間)への切り替えについても話題に出ました。ここも現在の学校現場でリアルに課題になっているのでしょう。10分休みで次の活動に切り替えるというのは、園では経験のない早さでの切り替えですよね。たしかに。

この学校現場を園側はどう捉えるのか。
そして、園側の生活ではどんな考えで対応するのか。
答えは出ませんが、私の知るところの情報でした。

みなさんの地域の小学校はどんなスタンスなんでしょう。


ドキュメンテーション導入

西が丘みらい園さんのお話に戻ります。
次はドキュメンテーションの導入の捉えです。

「保護者との保育の共有」を主目的とする。
・保育のねらい
・保育の中で大切にしたいこと
・子どもたちの様子    を伝えていく。

伝えていく内容を職員で共有する、というのはあらためて大切だなと思いました。「遊びや活動の様子を写真で見せるのがドキュメンテーション」という捉えでは足りない、ということです。西が丘みらい園さんの捉えでいう「ねらい」「大切にしたいこと」を伝えていこうね!というところがポイントなのかなと感じました。

うちの園でも、ここは確認したいです。
昔は写真に全員が写っているかな、と年間のクラスだよりに登場した回数を一人ひとり正の字を使って数えていました。おそらく、まだこの意識が抜けていないように思います。
保育者の意識というか、保護者の理解が追いついていないと思われているのかもしれないです。「うちの子が全然写ってない」みたいな。そうではなくて、クラスの流れや雰囲気を見てもらうのが今うちの園でやっているクラスだよりの目的だよ、ということです。
(書いていてそう思っているのは私だけで、職員にも保護者にも伝わっていないのかも、と思いました。匿名で愚痴ってる場合じゃない!!)

「ねらい」と「大切にしたいこと」を伝える、ということでした。


ドキュメンテーションを通して見えたこと

・振り返りになっている
・明日につながる思考になる
 →保育の連続性・プロジェクト保育への展開

ここは実践の気づきですね。
保護者に伝えるためだったドキュメンテーションが、保育者の頭を保育がつながる思考に切り替える役割を担っていたんですね。すごい!!
人のためにしていることが自分に返ってくるなんて、日本むかし話みたいです。

私は、ここに保育者自身が気付くと最高だと思います。
「最高」という言葉は「モードに入る」とか「流れに乗る」とか、そういう言葉にも変えられる意味です。わかりますか。
思考が切り替わる。まさにそういうことです。
日々の保育がつながる感覚というか、子どもの声で明日の保育が見えてくる感覚というか、とにかくそういうことです。
#伝わってほしい

「保育記録が増えて大変だあ…」という出発点が「記録を書くと明日の流れができるから面白い!一から新しいことを考えて提供しないから準備が楽!そのうえ子どもの興味に合ってる!」に変わる時です。
全職員がそこに行き着くかは正直わかりませんが、気付いた(感じた)先生には「そういうことだよね」と一緒にニヤリとしたいです。


まとめ

まとめです。
本日のセッションは、フレーベル西が丘みらい園さんの実践と気づきでした。
考え方の話ばかりでつまらなかった方は、ぜひ動画を見てください。
15日までしか見られないです!あと5日!!

園長先生のまとめでは、
ドキュメンテーション作りで大切にしていることとして
・子どもの興味・関心を取り入れる
・保育者のねらいや思い、活動の目的を明確に書く
・子どもの興味が分かる写真、何を感じていたか分かる写真を選ぶ

が挙げられました。
写真選び・写真の撮り方も重要ですね。

私のまとめとしては、
「その日に貼り出す」という部分を幼稚園としてどうするか、です。

保育園・こども園は午睡の時間に午前の保育をまとめて夕方のお迎えに間に合うように貼り出すんですね。
うちの息子の園もそうなっています。

この流れ、幼稚園の先生には無いんです。
午睡がないですし、13時14時あたりには子どもたちが帰るからです。
保護者も迎えに来ませんし。お迎えは預かり保育の方だけです。
また、朝も通園バスで子どもだけが登園するので、貼り出しても見てもらえないんです。

幼稚園によってそれぞれだとは思いますが、それが一般的な幼稚園です。
うちの園は朝は保護者全員に会えるシステムなので、そこは一つチャンスかもしれないです。

一方、それをしていない(時間的余裕がない)現状。
保育園・こども園になくて、幼稚園にあるもの。なんでしょう。
何かがあるから幼稚園では作れていないんですよね。

もしくは、
幼稚園では必要性を感じていないから作らない…?
保育園が勤務時間内に仕事が終わらない、または仕事の持ち帰り原因になっている…?

まだまだブラックボックスの中身は分かりません。


ではでは。

前の記事 雑記5はこちら↓


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