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サナギが羽化して飛び立つとき、誰かが。

休職しだしてから今日まで、初めて自分のnoteを開いた(汗
なんと私は子供を連れ別居し、新たな土地で新たな生活をはじめています。
(同一人物なの?と自分でも不思議な気持ち)

現在、離婚調停中。

なんでこうなったかなぁと、これまでの人生を振り返ってみた。

・2歳〜15歳 
母親による習い事の嵐。幼稚園から受験がはじまる。幼すぎて意思もない私は、毎日毎週、一方的に世の中から届くテスト結果と受験結果を見て「私って頭悪いんだな!」と、傷つくよりも手前の「自己を肯定できない環境」で育つ。現代ではそれを教育虐待と呼ぶらしい。

・13歳〜22歳
父親により人格否定がはじまる。さっきまで仏のように優しかった父が、何をきっかけにブチギレるかわからない、そして地雷の位置やルールは毎日変わるイカゲーム的環境で育つ。父曰く「誰の金で飯食ってるんだ」。現代ではそれをモラハラと呼ぶらしい。

・15〜26歳
5歳の頃から父親の浮気を知っていた私にとって、男性は憎むべき対象で、恋愛はどちらがマウンティングで勝つかでしかなかった。清純キャラで自分の不幸をネタに、体の関係をお預けにすることで、近寄ってくる男性はたいがい洗脳することができた。現代ではそれを隠れビッチと呼ぶらしい。

・23〜29歳
当時流行ったSNSで知り合った魔女のように魅力的な女友達に心が依存しまくる。本当に不思議なやつで、本人は何も要求してきていないのに、こちらが勝手に心を明け渡してしまうのだ。私の中では彼女の幻影が10年くらい残り続けた。私が思うに、一種の宗教的な洗脳状態だったと思う。

・26〜29歳
そんな私にもまともに愛してくれる男性が一人だけいた。自分をずっと愛し待っていた彼が、とうとう他の女性と交際/結婚してしまったことを機に、突然「これまでの自分を断ち切って、愛する人を見つけなければ」と心を入れ替える。(なんて動機不純で浅はか)
そんな利己的な女に幸せが訪れるわけもなく、出会い系をやめられない男や、離婚してるしてる詐欺な男など、心削る恋愛を繰り返す。仏教ではそれを因果応報と呼ぶらしい。

・30〜35歳
久々に自然な形で恋に落ち、妊娠 結婚をする。今振り返れば、当時から彼はおかしかったし、私は相当に焦っていた。子供を産んだ瞬間から壮絶なモラハラがはじまる。行政ではそれを家庭内DVと呼ぶらしい。

・ ・ ・ ・

「とはいえ幸せだし、私はまともだ」と思いたいために私は全身全霊を費やしてきた。(人の目にそう映るように)

なぜならどの出来事も、当時の年齢の私で乗り越えられるような出来事ではなかったから。

っていう自省もそろそろ終わりにしたい。

これまでの困難と、私と苦しめあった人たち、お疲れ様。

おかげさまで、自分と徹底的に向き合うことができたし、きっと大きく優しくなれた気がする。

何歳になっても成長があるのは、たぶん素晴らしこと。

私が知った痛みが、苦しんでいる誰かに寄り添うしなやかさへと、飛び立っていきますように。


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