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結果を知っていても楽しめる。NFL&NCAAの試合(Week13)

20年前にアメフトに出会い、日本国内・国外合わせてハイライトも含めると、年間300以上の試合を見ています。

多くの試合を見ていて感じるのが、アメフトの試合は1試合全てを見ようとすると、約2時間から3時間。仮にCMやプレー間をスキップして見ても40分から1時間かかります。

試合はBSや衛星放送、youtube、NFLGamePass(https://gamepass.nfl.com/)など、様々な方法で見ることができますが、忙しい中時間を作って見た試合が、つまらなかった時の損した気持ちは、何とも言えません。

そこで、少しでも皆さんのアメフトを見る時間が無駄にならないよう、私の独断で選んだ、結果を知っていても楽しめるであろう試合を毎週、見どころと共に紹介していきたいと思っています。

国内のフットボールは読んでくださる多くの皆さんにとって身近だと思うので、基本的にはNFL/NCAAの試合を紹介していきます。

もちろん、面白いポイントは個人差あると思っていますので、あくまで私個人の独断で選んでいる旨、ご了承ください!

過去の試合を含めると膨大な量になってしまうので、2019年シーズンの各週ごとにご紹介したいと思っております。

結果を知っていても楽しめるNFL Week13の注目試合
Vikings(8-3)@Seahawks(9-2)
好調チーム同士のプレーオフ前哨戦

共にNFCを戦うバイキングスとシーホークスは好調なシーズンを過ごしており、プレーオフで試合することを想定しながらの対決となります。

両チームが安定している理由は、どこからでも点数を取れるスキルポジションの充実にあります。

バイキングスはRBのDalvin Cookを中心に、WRはAdam ThielenとStefon Diggsとスピードとキャッチ力の高い2名の選手がいます。

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この2人のレシーバーは、爆発的な力はないもののルート取りがめちゃくちゃ綺麗です。試合の流れも勿論ですが、WRのDBとの駆け引き、Route取りの上手さをお手本にして試合を楽しむこともできます。

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RBのDalvin Cookは178cmと小柄ながら、スピードとカットバックそして何より迷わずにホールを攻める力を持っています。LOSに到達する時点でフルスピードにいるのでは。と思わせる迷いのないランが魅力です。

一方のシーホークスには、RBにパスキャッチも得意なChris Carsonを配置し、WRにはDK MetcalfとTyler Lockettの2枚で得点を稼ぎます。

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(Tyler Locketはラムズ戦のスーパーキャッチで一気に知名度をあげました)

しかし、バイキングスのAdam Thielenは怪我で出場できず、シーホークスのTyler Lockettがダブルカバーの徹底マークにあい、1度もキャッチできずに試合を追えてします。

アウトサイドレシーバーとRBのマークが厳しくなる中で、鍵を握るのがTEです。

バイキングスのKyle RudolphとシーホークスのJacob Hollisterは、スーパースタープレイヤーではないものの、TEらしい要所のキャッチとブロックで活躍を見せます。

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アメフトってTEが一番かっこよくない?!なんて方には特に見て欲しいゲームです!

■footさんの簡易ゲームレビュー(★5つが最大)
試合展開:★★★★
オフェンス:★★★★★
ディフェンス:★★★★

■試合の動画はこちら!
https://www.youtube.com/watch?v=kk6-nJa5ctc

結果を知っていても楽しめるNCAA Week13の注目試合
Miami(6-4)@FIU(5-5)
BowlGameを目指すフロリダ対決

アメリカの大学フットボールは、リーグ戦のシーズン終了時にランキング上位4校がチャンピオンを決めるプレーオフに参加しますが、その他のチームも成績に応じてボウルゲームに参加します。(日本のTOKYO BOWLのような形です)

チャンピオンになれずとも、ボウルゲームで勝つことは、コーチと学生のモチベーションになっているので「シーズンを勝ち越してボウルゲームに出るのだ!」を目的にして白熱した試合が行われます。

そんな中でも同じフロリダに大学を置くMiami大学とFIUの戦いは注目です。

同じフロリダに本拠地を置く。と言いながらもMiami大学は全米No1になったこともある競合で、戦前の予想でも9割がMiami大学の勝利を予想しています。

ただ、FIUにはこの年ドラフト4巡でJetsに指名されるQBのJames Morganがいます。

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Morganは特筆したフィジカルはないものの、この年12試合で5つしかインターセプトを許さず、安定的なプレーをしています。

試合内容は、両チーム第1Qから4thdownギャンブルを仕掛けるなど果敢に攻めていく試合となりますが、Miami大学はターンオーバーに悩まされてしまいます。

試合内容だけでなく、この試合は度々登場するField eyeという放映方法に注目です。審判の防止につけられたカメラから、まるでLBの位置からプレーを見ることができます。

カレッジフットボールのスピード感を体感できる非常に面白い演出です。

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アップセットは起きるのか?!という興奮の展開と、プレースピードに是非注目しながら見てください!

■footさんの簡易ゲームレビュー(★5つが最大)
試合展開:★★★★
オフェンス:★★★★
ディフェンス:★★★★

■試合の動画はこちら!

https://www.youtube.com/watch?v=Wsl6UWoxl2g

これまで13週にわたってnoteをお届けさせて頂きましたが、2020年シーズンも始まったので、2019年シーズンの注目試合紹介は今回で終了とさせて頂きます!

引き続きInstagramでは毎日動画を上げているので、是非チェックしてみてください!


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