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意外!!「皮膚」は最大の〇〇。

○なぜ、今皮膚について語るの?

こんにちは!
いつもご覧になってくださっている皆様、ありがとうございます!

今回の記事で初めて私の事を知ってくださった方も、ぜひぜひ末長くよろしくお願いします^^

さて皆様、いきなりですが、
「皮膚」の重要性について、真剣に考えたことありますか?

「皮膚」と言うとちょっと専門的ですが、いわゆる「お肌」のことですね。

美容的な意味合いで「お肌」のケアに関心を寄せている人も多いかもしれません。

でも今回お話ししたいのは「皮膚」そのものです。

今日は「足」に限定した内容というよりも、皆様の大事な「皮膚」について熱く語ろうと思います‼︎

なぜ今回、私が皮膚について熱く語るかをお伝えしますね。

実は私はこれまで7年間、「皮膚科」で勤務していました。

そもそもの話をすると。
私は好奇心旺盛な性格で、同じ職場でずっと働くのが辛い時期があったんです(笑)

まぁ、悪く言うと「飽き性」だったんですよね。(あくまで「当時」ですよ笑)

でも、私としては常に新しい刺激を求めてたんだと思います。

総合病院のHCU(ハイケアユニット=高度治療室)から一般職に転職して、ホテルやカフェ、居酒屋、家庭教師などを掛け持ちした後、再び看護師の道へ進むことになりました。

その時にたまたま就職したのが、皮膚科クリニックでした。

産休のスタッフの代わりで、2ヶ月の期間限定で働いていたんです。

なんとなく「皮膚科って興味深いなぁ」と思い、次の就職先も、美容皮膚科兼皮膚科のクリニックに就職しました。

美容にあんまり興味が持てず「うーん」と思っていたら、ちょうど他の皮膚科の求人があったので、3ヶ月でそこを辞めてまた別の皮膚科クリニックに就職しました。

そんな感じで、半年間に皮膚科3件をハシゴ就職してしまいました。(笑)

3件目の皮膚科就職時、私は25歳で、その時すでに履歴書の職歴欄がいっぱいでした。
振り返ってみるとあの履歴書を見た上で「よく雇ってもらえたな」と思います。

今となっては、クリニックに感謝です。


こうして、3件目の皮膚科クリニックで「フットケア」にも出会うのですが、そこの院長が本当に皮膚マニアだったんです。

仕事の中で、毎日のように「新しい知識と考え方」に触れることができ、仕事が本当に楽しかったのを覚えています。

気づいたら皮膚科の分野が大好きになってて。

だって「新しい刺激」を求め続ける好奇心旺盛で飽き性(笑)な私が、6年半も働き続けたんですよ。

なので、今も皮膚を語らせたら、うるさいです☆

今回はそんな「皮膚科愛」のある私から、多くの方が知らない「皮膚」の奥深さについてお話しさせていただきます。

○重要‼︎皮膚は最大の〇〇!?


ちょっと話が変わるんですが、みなさんに質問です。

「体の臓器」と言えば、何が浮かびますか?
心臓、肺、肝臓、胃、腸、膵臓、腎臓…など、いろいろありますよね。

では、「体の中で一番大きな臓器」はなんでしょう?


答えは「皮膚」なんです。

「えー!皮膚が臓器なのー?!」
なんて思った方、多いんじゃないですか。

私も皮膚科に勤務していなかったら、
一生「皮膚=臓器」とは知ることも無かったかもしれません。

どれくらい大きいかというと、成人の皮膚を全部剥ぐと(ちょっと怖いですが)、

畳1枚分の大きさになります。

「皮膚は最大の臓器」


「…で?皮膚が臓器であることがなんなの?」

って感じですよね。
私も、当時はそう思っていました。

でも、考えてみてください。

例えば心臓という臓器は、私たちの全身の血流を保ってくれていて、誰もが「心臓は大事」ってことを理解していると思うんです。

肝臓も同様です。
肝臓の「肝(きも)」という字は「内臓の大事な部分」を意味するように、肝臓が大切な臓器であることも明確にわかりますよね。

でも「じゃぁ、皮膚は?」ってなりませんか?
大切なのはわかるけど…どのくらい?って聞かれると分かりませんよね。


ちなみに、大切な臓器である「肝臓」は、(正常な肝臓であれば)その70%程度を切除しても、驚きの再生能力で3ヶ月もすれば元の80%程度まで大きくなり、肝機能も回復します。

つまり正常な肝臓は70%切除しても、人は死にません。

「胃」はどうでしょう?
なんと胃は、その全てを切除しても生命を維持することができるんです。

では、「皮膚」はどうでしょうか。

例えばやけどをした場合。
やけどの「重症度」は、やけどの深さと範囲で評価できます。

簡単に言うと成人では体表面の30%以上、小児や高齢者では15%以上のやけどは、「生命に影響をもたらす可能性が高い」と言われています。

つまり、大人では全身の30%以上のやけどをすると死ぬ可能性があるのです。


あえて極端に表現しますが、

肝臓は70%切っても死なない。
胃は100%切っても死なない。
皮膚はたった30%でもやけどによって障害されると死ぬ可能性がある。

なぜやけどで死ぬ可能性があるかというと、重症なやけどでは、皮膚が持つ多くの役割が損なわれるためです。

・体温調節ができない
・体液が漏れ出る
・微生物の侵入を許し感染を起こす

その他、様々な臓器障害をひき起こす可能性があります。

つまり「皮膚」は、最大の臓器であり、私たちの一番外側で、外的刺激から私たちを守ってくれている「最強の臓器」であることがわかります。

○皮膚は自分を映す鏡

もう一つ、大事な視点があります。

それは皮膚がとっても「素直な臓器」であるということです。

私からしてみれば皮膚の症状って、本当に素直だなぁと思います。
こんなに素直な皮膚を皆様にも、もっと可愛がって欲しいなって思ってます!

例えば今、私の顎に大きなニキビが1つ出来ているとしましょう。

このニキビの原因は、生理前のホルモンバランスの崩れだったり、暴飲暴食による食生活の乱れだったり、何かしらの原因があるんですよね。

「心や栄養状態が乱れてるよ♡」なんて教えてくれる、1つのサインなんです。

そうすると私は、

「ありがとう♡今日は栄養を摂ってゆっくり寝ることにするね♡♡」

なんて対策がとれるわけなんです。

そんな感じで、「皮膚は内臓の鏡」と言われていて、普段見えない内臓の声を発信してくれているんですね。

他にも代表的なものに、

「皮膚が黄色くなる、つまり黄疸が出ると肝機能障害がある」
「顔、特に目頭に黄色のしこりがあると、高脂血症や高コレステロール血症がある」
「口唇ヘルペスのような単純ヘルペスや帯状疱疹は、肉体的・精神的疲労による免疫力の低下がある」


などがあります。


もちろん体の変化の全てが皮膚に出るという訳ではないです。

でも肌のトラブルを感じたら、普段の生活習慣やメンタルの調子を客観的に見直すきっかけにしてみてもいいかもしれませんね。

言い方を変えると…

肌は私たちの体や心で起こっている異変を、素直に表現してくれているんですよね!
めっちゃくちゃ可愛くないですか♡♡?(笑)

私たちはそんな素直な皮膚を、ちゃんと可愛がってあげる必要があるんです。


普段からできることの代表例は、肌の清潔を保つことや、保湿をすることが挙げられます。
実はこれって、足のケアでも一緒なんですよね。

皆さんが自分の皮膚と向き合い、自分の皮膚が素直な反応をしてくれていることに「ありがとう」と感謝の気持ちを持って欲しいなって思います♡

ぜひ今日から優しく可愛がってくださいね♡

皮膚の基礎知識が頭に入ったら、足のケアにも繋がってきます。

今後は足の皮膚についても学びを深め、さらなる足の沼にみなさんをお連れしたいなと思っています。


今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

これからもほりちゃんのnoteを、よろしくお願いします^^
それでは、また★

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著者 堀友美 プロフィール


編集 さんかくしおハッカ


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