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2020J1リーグ 第1節 vsガンバ大阪 ~人はなぜミスるのか~

皆さん、こんにちは。
今回はマリノスの開幕戦、ガンバ戦を振り返ろうと思います。

これを書き始めたこの日、Jリーグから3/15までの公式戦の開催を延期すると発表がありました。

https://twitter.com/J_League/status/1232223888345452544?s=19

まぁこれに関しては仕方ないとしか言えないですね。
賢明な判断だと思います。

せっかく開幕したのにまた暇になってもうた~
ってなってしまったのでゆっくり振り返っていきます。

とはいえ、マリノスの素晴らしいレビュワーさんには勝てないので僕のnoteは
#トリコロール集合知
に出てくる素晴らしいレビューのおつまみぐらいになればいいと思ってます。
僕自身、画像を作ったりっていうのができないので、上手く、そしてなるべく分かりやすく言葉で伝えられるように頑張ります。

前置きが長くなりましたがここでは、もう少し試合の局面を切り取って技術的なことを話していきます。
(僕の感覚的な部分もありますが…)

それでは行きましょう。

・ガンバ戦で出た課題とは?

フットボールにおいて課題が一番が明確になるのは失点シーンです。
イヤだと思いますが改めて失点シーン含めてハイライトを見ていただきたいです。

僕がこの試合で一番課題に感じたのは「接続」です。

1失点目のシーン。
この場面では気になった点が1つありました。
「マキトとタカが何を認識してプレーしていたのか。」です。

まずはマキト。
最初にタカにパスを出したシーンでは、まず足の裏でコントロールしてそのあとタカにパスをしています。
ブンちゃんが引っかけられたとこからのスタートなので多少予期してない場面できたボールではありますが、足の裏でコントロールしないほうが良かったと思ってます。ボールへ向かう勢いに対して足の裏だと多少足元に詰まりやすいからです。
自分の前に多少スペースがあることを認識できていればファーストタッチで近くのDFを剥がして後方のフリーのアタッカーに出せるはずです。
前のスペースを認識して上手く「覗く」のが彼の課題だと思います。

次にタカ。
タカはマキトからのパスを受ける前に数回、首を振って周りの状況を認識していました。
ただ、タカは肝心の目的地を決め損ねて次の目的地に接続ができていませんでした。なので自然と意識がボールに行ってしまいました。ボールに意識が行くと目的地の認識がコントロールしてからになるので次のプレーまでが遅くなります。
そこにコントロールミスも相まって多少雑なプレーになってしまいました。

最初マキトがパスを出してから2秒です。
これを見たら分かると思いますが最初の位置で次の目的地、キー坊もしくはパギを目的地にしたら1タッチで出せるはずです。
目的地の認識と接続ができずにいるとたった2秒でこのキョリでのその場しのぎのパスになってしまいます。

ここでいう接続とは以前の投稿でも話しましたので、簡単に説明すると自分のへそで矢印を出してそれを目的地に向けることです。
接続に関して、詳しく知りたい人はこちらの動画をご覧ください。てか見てください。

これがマリノスで断トツに上手いと思っているのがブンちゃんです。
彼は目的地(次に出す場所)の認識と接続がボールの来る前にできているので相手ディフェンスがその目的地を消してきたときにキックフェイントでかわして次の目的地に行けます。こういったシーンは1試合で2、3回あるので試合を見てる人はイメージしやすいと思います。
ブンちゃんがボールロストが少ないのとマリノスの戦術で欠かせなくなった理由はこれだと考えてます。

・~ボールを意識~じゃ意味がない。

このタイトルであの曲をイメージした貴方は立派な乃木ヲタです。笑

そんなことはさておき、タイトルの意味は一体何かを説明します。

この「接続」をする上で必須になるのがボールへの意識を無くすことです。ただし、当然ですがボールそっちのけで目的地に行けっていうことではないです。
僕が言いたいのは ボールが来る前、ないときにどれだけ目的地を認識できるか ということです。

皆さんは電車に乗るとき、目的地を決めないで乗りますか?
僕はここまで生きてきたなかでそんな人は見たことないです。
ただ乗るなんてことしないですよね?
自分のいる場所から目的地を決めてからそこまでの最善の経路を考えますよね。
ただ、自分が最善だと思ってた経路が何かしらのハプニングでその経路で目的地に行けなくなった場合、違う経路を考えます。

勿論、一番速い経路をまずは選びますよね。ですが到着時間が多少遅れても電車賃の安い経路を選ぶこともあるはずです。

これをサッカーに当てはめてください。
この経路選びの違いがチームなら戦術、個人ならプレースタイルとなるわけです。

ちょっと逸れましたが、とにかくまず目的地を認識して接続することが大事ということを頭に入れてほしいと思います。

「あの選手はどこを目的地と認識してるのだろう?」「あの選手は何と、誰と接続していたんだろう?」
そういった観点で試合を見るとまた新たな発見があると思います。

キーワードは。

#技術とは接続である

ではまた。

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