Which one will you use？🔴⚪️🔵 ~2023マリノス式one choice ~

※本編の内容とサムネイルは一切関係ございません

こんにちは。こんばんは。
おはようございます！

この記事は四方田軍団戦後を見て、ふと思いつき筆を進めている。
結果こそ5-0ではあったが見ていた人は分かる通り決してマリノスの思い通りのゲームかと言われれば前半のスコアレスが物語るようにそうではなかったと言えるだろう。

後半、マリノスの展開に持ち込んだ立役者の一人が藤田譲瑠チマ(以下、ジョエル)である。

渡辺皓太に代わって投入された彼がなぜこの試合で輝きを放てたのか。
似て非なる2人の違いはどこにあるのか。
そこで僕の見解をここで残せたらなぁと思っている。

(決まり文句になりますが、あくまでも僕なりの見解なのでこんな意見もあるんだなぁくらいの暖かい目で読んでいただけると幸いです🙏🙇)

★方法は色々あるけど…

お察しの言い方は、中盤の選手の名前が出てきた時点で「こやつ、また接続の話だな？」って思っただろう。

その通り！⭕️
(けど、正解にしない！)

接続の話は年一くらいで書いてるので、もし良かったらそちらも合わせて読んでいただきたい。

今回は「接続の種類」について。
まずはここについて説明していく。

これは僕が外から見た印象にはなるのだが、接続という考え方はあっても接続の仕方には違いがあってもっと言うと得意不得意があるのではないかと感じた。
ということで現状僕が考えている接続は2つ。

①：動いた先で繋がる
②：自分がいる場所から繋がる

①はいわゆる「3人目の動き」をイメージしてもらえると分かりやすいだろう。
マリノスで言うと、渡辺皓太(以下、ナベ)はこの①の接続を得意としている印象だ。
四方田軍団戦での12分20秒のシーンで、畠中からロペスへ縦パスが入ってナベが落としをもらって前進したシーンはまさに彼が得意としているプレーであり、"動いた先で繋がる"を実践したシーンと言える。

反対に②の接続をどちらかといえば得意としているのがジョエル。
彼はある程度次のプレーのイメージがあって次に向かうところが決まっているのでそれを実行できる場所にポジションを取る。
そこでボールを引き出して次に出す選手と繋がることを得意としている印象だ。
いわゆる配球役と言われる選手はこのタイプが多いのではないだろうか。

これだけだと違いが分かりにくいと思うので違いを説明する。言葉で端的に言うと、ボールを受ける順番が違うだけである。

中盤の選手である自分を☆、最初にボールを持ってる出発点のCBを■、頂点にいる選手を△としたとき。
①の接続は、■→△→☆の順番。
②の接続は、■→☆→△の順番。

というだけの違いだ。

①は動的で②は静的という言い方もできるかなと。
中盤の選手なので基本的には動き続けているのだが、範囲で見たときに多少差はあると思っている。

★いつだってボランチはtwo choice

ではなぜ、ジョエルが四方田軍団戦で輝けたのか。

大前提としてこの試合のナベが悪かったとは決して思わないし、そうではないということ。

ただこの試合の前半、相手の出方として比較的マンツーマン気味でマリノスのビルドアップを前からハメにきたことで出発点となるCBに時間がなくなったのは事実としてある。

それによって、縦パスは入れてもナベがマルコスやロペスと接続する時間というのはなく、フリックが引っかかったり前向きの守備でガツンと跳ね返されてそのボールを拾われてショートカウンターというシーンが多かった。

プレスが速ければ回避するためのサイドチェンジやポゼッションも速くなる。
ナベが得意とする①の接続は出発点がどの頂点と繋がるかによって常に自分の場所を変えないといけない大変さがあるのでシンプルにその局面に間に合わないことが多々起こってしまう。
ただ、こればっかりはこれだけ広いピッチなので仕方ないとしか言えない😅

前半のうちにカードをもらっていたこともあって、後半開始からジョエルと交代する。
たくさん動くことによる体力的な消耗も少なからずあったと思う。

ジョエルの特徴のひとつとして、ボールを持っていないときでもビルドアップのルートを身振り手振りで指示を出すシーンがある。
僕はビルドアップのシーンでのジョエルを見ると動きすぎることなく、比較的止まってボールを引き出すことが多いと感じている。

この試合ではこれによるメリットが結果に左右したのではないだろうか。

後半、前半ほどプレスをかけられなくなった相手に対してCBにプラスしてジョエルという出発点ができたことでよりプレスにズレが生まれることになった。
彼が出発点になることで相手の選手を引き付けることができ、その空いたところを他の選手が使って複数人が絡みながら前進してできていたと思う。

これだけ中途半端になった上に体力の消耗で上下動もキツイ状態でボールホルダーにプレスなどかかるわけもなく、3点目前の喜田さんからジョエルで前進ができてからはジョエルとマルコスにあまりにも時間がありすぎた。
マルコスのサイドチェンジこそ少しミスな感じはあるがこれだけ1人ひとりに時間を与えてしまっては防ぐのは難しくなるのは当然である。

今回も図があるわけでもなく、ざっくりとした説明だけになってしまったのでイメージしにくかったら大変申し訳ないのだが、ナベとジョエルのちょっとした違いを僕なりの視点で感じていただけたら幸いだ。

おそらく今後も前から来たり、色んな対策を講じてマリノスの前進を阻止してくるだろう。
ゲームの中で前進方法を変えないといけないことも出てくる中でどっちが良い悪いではなく、必要に応じた人選をすることが必須である。

今回の試合はそのヒントになるゲームだったのではないだろうか。

(これで年一ノルマ達成👍)

サムネイル画像・引用元
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https://natalie.mu/music/gallery/news/519264/2032344