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「かがみの孤城」;出来るだけ他者に伝わるように書く感想文㉗

「かがみの孤城」(映画/2022)

 辻村深月さんの本屋大賞を受賞した同名小説のアニメ映画。豪華な声優陣と、子どもにも分かりやすい伏線の張り方をしているので、家族で見ると、あるいは異なった年齢で見ると違った感想が出てくる作品だと思う。

 子どもの生きづらさをとても上手く表現してくださったと思う。それはいじめに気付いた貰えないこともそうだし、解決策が提示されればされるほど嫌になるあの感情もそう。そういった意味では僕ぐらいの年齢はちょうどどちらにも感情移入しづらいのかななんて思いながらこの作品を振り返っている。
 プロット自体はそんなに難しくもないし、演出もわかりやすい。経済が停滞している日本を抽出しているとも解釈可能かもしれないが、そこまで深く考えることなく気楽に見るぐらいが良いのかなという風に考える。


 個人的には、この本が本屋大賞を受賞したのは知っていたし、作風も好きだから小説を読むべきだったんだろうけど、なぜかおっくうになってしまって原作を読むことが無かった。それに映画上映していることも把握していたものの、なんか見る気にならなかったのでアマプラで見てしまいました。芦田愛菜に嫉妬してるのかな…

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