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「ゴシカ」;出来るだけあなたに伝わるように書く感想文㊳

「ゴシカ」(映画/2003)

 2003年に後悔されたホラー映画。同僚の男性医師として、アイアンマン前のロバート=ダウニーjr.を拝めるので、MCUファンはそんな見方も出来るかも。少し古臭い演出を嫌う人は一定数いるため、全員にお勧めできるとは言えないが、映画を純粋なストーリーで見る人は全員見て欲しい。自分の予想するこの先の展開通りにこの話はなかなか進まないし、伏線が綿密に張られているわけではないので、苦痛に感じる人がいたらそれはそれで納得できる。
 女子刑務所に勤める美人精神医ミランダは、ある日収監されたクロエの嘆願を単なる妄想として切り捨てる。その日、クロエは帰宅途中に事故のために周り道をした鉄橋で、大雨の中女の子が外に立っているところを目撃する。声をかけた彼女は次の瞬間、3日まで勤務していた刑務所で目を覚ます。


 くっそ面白かったし、鑑賞後の感想としてはすっきりとした感情が残っている。見て欲しい。




 話半分に人の話をきくことがある。
 聞かなくていい話をスルーするスキルはストレスを貯め過ぎない心の健康活動のために有効だと言えそうだし、話が単純にツマラないから話半分に聞いていることもあると思う。
 だけど怖いのは、この人は話半分にきいていい人というバイアスの下、その人と対峙している場面。実際過去の僕が作った経験がある。そこそこある。一度この色眼鏡を掛けると、話している人の話題は関係ない。熱量も関係ない。ただ、こちらのコンピュータをシャットダウンさせた状態が続き、相手の気持ちに頷きながらやり過ごす。
 特に、相手がアブノーマルと推測される場合には、なお考えものである。精神異常、アスペルガー、片思い中の異性。ここに教授を含めたくないが一部はいるのではないだろうか。
 貴重な時間を無駄にすることは出来ない。掃き溜めに鶴と言われればそれまでだが、気づかぬうちに砂金が流れていっているのかもしれない。その砂金は他人には売ることが出来ないかもしれないが、自分自身の料理を少し煌びやかなものにしてれるのであれば、拾い集めることもまた一興なのではないだろうか。

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