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「ミュウツーの逆襲」;出来るだけ他者に伝わるように書く感想文⑰

「ミュウツーの逆襲」(映画/1998)
 ポケモン映画好きに言わせれば、本作が史上最高だとされる。
 人間により、最強のポケモン「ミュウ」と人間の叡智を合体させ、万能神として造られたミュウツーは、自分自身の存在について考え、その結果人間に対し牙を剝く。そのためポケモンマスターを孤島に招待し、ミュウツーはポケモンマスターの持つポケモンのコピーを作り、コピーとオリジナルの無残な戦いを繰り広げさせる。そこに現れたミュウツーのオリジナルのミュウとミュウツーの間でも激しいバトルが繰り広げられる。


 「子供向けの作品にしては」という枕詞を抜きにしても、いい作品と呼ばれるのかも。人間のエゴのせいで生まれたものが自問自答した結果、人間を不要だと考えるようになる。ヒトが生物の進化の「最終形態」である、とは間違った解釈だということを再確認させられる。食物連鎖の頂点でもないし、地球を支配しているわけでもないと。。

 オールナイトニッポンで、オードリーの若林さんがこの映画を見た話をしていたから、食わず嫌いを良そうと思い鑑賞した。
 僕はポケモンをゲームもアニメもカードとしても通ってこなかった。当然のように映画も鑑賞したことは無かった。当時も今もポケモンの世代なんてものは全く分からない。だから僕がポケモンとの関りで記憶しているのは、幼稚園にポケモンのイベントとして年に一度ポケモンカードが配られる日があったことがひとつ。もう一つはその頃に、別の小学校に通うことになる友人が、当時からあったポケモンパンのシールをくれたことだった。そんな彼からもらったシールのひとつが、エンテイと本映画のタイトルにも入っているミュウツーだった。
 思い出はそれだけ、だからこそ面白かったのかなとも思う。

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