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ポゼッションで圧倒したが引き分けかい。徳島ヴォルティスvsベガルタ仙台観戦2023.3.4

1年ぶりにポカリスエットスタジアムで観戦

新監督ペニャートラバイン監督になってから初めてのスタジアム観戦に行ってきた。

開幕戦は12070人の入場者数でにぎわったようなので、早めにスタジアムに行ったが拍子抜け。駐車場も余裕でした。結果5553人の入場者だったようです。

スタジアムまで行くには訳がある、注目選手がいるからだ

注目選手はもちろん柿谷曜一朗だ。

2年前、対戦相手としてスタジアム観戦した事はある。その時はたいして活躍していなかったが、吸い付くようなトラップは印象に残っている。

若くして天才と呼ばれた元日本代表が徳島にやってきた、いや戻ってきたのだから一度は見ておきたい。

徳島ではどんなプレーをするのか非常に楽しみだ。

そして対戦相手ベガルタ仙台にも密かなる注目選手がいる

サガン鳥栖からきたローンで入団してきた相良竜之介選手だ。

ここ2年ほどサガン鳥栖の試合で注目していたが、試合終了間際の交代出場がほとんどで、ボールタッチのチャンスはほとんどなく常に守備に追われていた印象だった。

仙台にきてからはスタメン起用が続いているので活躍がみたい。相良選手が大活躍するが、試合は徳島が勝利するのが理想だ。

前半はボール保持率65%ながら攻めきれない徳島

前半はボール保持率65%ながら、自陣でのボール回しの時間が長い印象だった。

高い位置までボールを運ぶとチャンスが作れていたが、保持率の割になかなか前にボールを運べない展開だった。

左サイド自陣での、10番杉本、4番安部、32番外山の連携リズムが悪かったのが原因だと分析しながら見ていた。

左センターバックの4番安部はトラップが常に内向きになっていて、左サイドにタイミングよくにボールを供給できない場面が多かった。守備と攻撃参加は強いがビルドアップはウイークポイントと感じた。センターバックでボールを回す場面が多かったのでリズムを崩してしまっていたと思う。

左サイドバックの32番外山にはタイミングよくボールが回ってこないので、回ってきても詰まってしまいリズムに乗れない印象だった。

10番杉本は前半立ち上がりから自陣でのミスが目立った。スタンドからも若干の不安の声が聞こえてきていた。自陣左サイドの低めの位置でボールを受ける事が多かったが、良い出しどころがなく、その結果、ボールを持ちすぎてしまう場面が多かった。

ここの連携が悪いので前線で張っている西谷にうまくボールが回せない状態になっていたと思う。

悪くはないが、もう少し前にボールを運んでチャンスメイクの回数を増やしたい。

前半はそんな感じでスコアレスのまま終了。

後半立ち上がりの交代予測


後半は4番安部と10番杉本を交代し左サイドのリズムを上げて全体的にもっとボールを前に運ぶ。交代した選手と32番外山との連携が悪ければ、後半20分ぐらいで外山も交代。

そして様子をみて後半30分過ぎからはFW3人の誰かを交代して変化をつける。

これが私の交代予測だった。選手個人にはあまり詳しくないので誰を交代で出すか、交代に適した選手がいるかは分からない。

結果: 後半立ち上がりは選手交代なし。予測外れました。

後半、カカが痛恨のパスミス

後半も徳島がポゼンションをキープする展開ですすんでいたが、突如、カカの安易なパスミスでカウンターを喰らう。

カウンターはなんとかしのいだが、立て続けのコーナーキックで痛恨の失点をする。

カカは安定したプレーをしていただけに失点のきっかけになってしまい、さぞかし悔しいだろう。

失点後、後半19分に杉本と外山が交代。

失点した後にベンチが動く。杉本と外山が交代となった。時間帯と状況こそ違え交代予測が2人当たり、嬉しい。

ビルドアップが良くないからという理由で安部の交代も予測していたが、結果交代はしなかった。しかし、後半途中からはビルドアップ時に安部は関与しなくなったので、ビルドアップは苦手という予測は当たってるんじゃないかと思う。

相手選手1人退場で数的有利に

客席からは距離があるので、実際の細かいところは良く分からないという前置きはしたうえで、「何でファールなの?」「何でファールとらないの」「それは仙台のファールだろ」という印象を受けるジャッジが多かったのは事実だった。

度重なるベガルタ寄りの笛でスタジアムはレフリーへの不信感に包まれていた。

しかし、その不信感は後半25分チャラになる。決定機に抜け出した徳島の選手を後ろから引っ張った仙台の選手を1発退場にしたのだ。現金なもので、その後はスタジアムに漂うレフリーのジャッジに対する不信感はなくなった。

劇的同点ゴールでドローに

数的有利になった事で徳島の押し込む場面が多くなる。

しかし、なかなかゴールにならない。

「ああ、ここで負けたら1分2敗、まだ3戦とは言え、これじゃあJ1昇格はないだろ」

とあきらめかけた、アディショナルタイムに坪井清志郎選手が同店ゴール!!

私はバックスタンドで観戦していたが、それまでは大きな声をだして応援している人はいなかった。

しかし同点ゴールから試合終了までの数分間、スタジアムのボルテージが一気に上昇する。バックスタンドからも熱く応援する声が出始めた。

私も声を出すまでにはいたらないもののテンションが一気にあがって勝ち越しゴールを期待する興奮状態になった。

結果、得点は入らず1-1の引き分けで試合は終了した。

最後の数分間の興奮が最初から作り出せたら、スタジアムは満員になるだろうなと思いながら足早にスタジアムを去った。



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