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フィニッシュ

ポジションをしっかりとって攻撃を仕掛けるチームが、後退して守るチームに勝利するための最終的な結論は、コレクティブなトレーニングの追求と個人の技量での解決とされている。それが、フットボールの現実なのだ。つまり多くの場合、攻撃する選手のタレントによって解決がもたらされるということなのだ。

ペップ・グアルディオラ キミにすべてを語ろう

個人技術・戦術

オフザボール(プルアウェイ)

相手DFに近づき、離れることで時間とスペースを作る。相手DFはボールホルダーに目が行くため、同一視野に入らないように離れる。

Guardiola's Barcelona v Manchester United: 2011 UEFA Champions League final

グループ戦術(2人)

フロントカット

受け手(ウィング)は相手DFと足元(緑○)、裏(赤○)で駆け引きを行うが、相手MFの脇のスペース(青○)あたりでパスをもらう。逆足のウィングに多く、受ける場所が中央なので選択肢が増える。

バックカット

相手SBとCBはチャレンジ&カバーのポジションをとる。出し手は相手CB(黄○)に正対することで相手SBとCBの両方を引き付ける。これはドリブルアットという。受け手は出し手に合わせて裏を狙う。

グループ戦術(3人)

相手に2択を迫る(両取り)

相手CB(黄○)の前後に2択を作る。出し手は相手の動きに対して選択する。クロスの状況でも同じ。ニアとマイナスを作り、対峙する相手DFの動きで選択する。footballhack氏の言葉を借りた。将棋でいうところの両取り。

渦の動き

中央の味方がサイドに流れ、相手CBをどかす。そのスペースに二列目が走る。マンチェスターシティが得意な形で渦のように動く。

2023/24 Man City 2-1 Sheffield Utd

相手の守備を利用する

SBとCBのギャップ

4バックの場合、SBとCBのギャップが存在する。5バックが台頭してきたのはこのギャップを最初から埋めるため。相手MF(黄○)に対して2択を作り、青○に出すキックモーションから裏を狙う味方(赤線)にボールを供給する。



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