【PickUpMatch】#019.J初のハットトリック。増した古橋の凄み。
クリムゾンレッドのエースがついに覚醒した。
動き出しのタイミング、スピード、ゴール前での落ち着きなど試合を追う毎に成長著しい古橋はついにJ1リーグでハットトリックを達成した。
J1第19節の古橋亨梧はまさに独壇場だった。イニエスタと共に成長を続けた古橋は、今季はじめて日本代表A代表に選出されると、ワールドカップアジア2次予選にて得点をマーク、存在感を発揮した。
またJ1リーグでも毎節のように得点を重ね、前半戦終了時点(8/18現在・古橋はセルティックへ移籍)で、得点ランキング単独トップに躍り出ている。
Topic①:良い動き出しは良いパサーとセットである。
前半12分、古橋が一気に動き出しをスタートされると、見ていたのはイニエスタだった。
また、同30分はホットラインであることを印象づけるプレーだった。イニエスタ、古橋のアイコンタクト、2人の関係性で持って横浜FCの最終ラインを打ち破り、ゴール前での落ち着きから古橋はゴールを決めきった。
ふらっと最終ライン付近(オフサイドの位置)を歩きながら、パスの出し手がボールを配給できる状態になる瞬間ギアを変え、マークを外してしまう。
身体の向き、スピードの変化を頭を使いながらも天性的な才能もあいまって、相手を置き去りにしてしまうのだ。
ラインブレイカーという愛称が一番似合う形だろうか。生命線である出し手との呼吸合わせが古橋の魅力を最大限に発揮させている。
Topic②:キーパーとの駆け引きのうまさはゴール前での余裕から。
この選手、とても凄いと感じるのは裏のスペースに抜け出し、相手ディフェンダーを無力化すると、ボールの置き所がどこにでもシュートを打てる位置に置くのだ。
対キーパーにおいても、シュートの跳びどころが掴みづらく、相手が届かない位置を確保し続ける。
またそれだけでなく、ワンタッチゴールが多いのも印象的で、相手の死角から急に飛び出し、ゴールを陥れる。
ボールの位置を把握した上で、相手ディフェンダーが捕まえきれない嫌がる位置を取り続けることで、一瞬で勝負を決められるプレーヤーになっているのだ。
海外への挑戦は彼にとって良い決断になるはずだ。ヴィッセル神戸も大きな得点源を失ったが、ボージャン、大迫勇也、武藤嘉紀と大型補強を敢行した。
古橋は唯一無二の存在を確立したが、新たなイニエスタとの関係やクリムゾンレッドの連携が見られるはずだ。
第19節の投稿がかなり遅れてしまった、、。
それでは。
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