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私のコーヒー日記 vol16 ブラジル・ショコラ(2021.3.5)
1.ローストの備忘録
品 種 ブラジル ショコラ
焙 煎 度 シティ・ロースト
焙煎方法 煎り上手
焙煎時間 9分10秒
生豆重量 70g
焙煎後 60.4g
2.レシピ
抽出方法 三洋産業フラワードリッパー
抽出時間 約2分50秒
粉末重量 20g
粒 度 中細挽き
湯 量 300ml
湯 温 88℃
3.テイスト(5段階)
苦味 ★
酸味 ★★
甘み ★★★★
渋み ★
香味 ★★★★
コク ★★★
4.まとめ
本日焙煎したのは、「ブラジル ショコラ」。
産地は、ブラジルの南部にあるミナス・ジェライス州サント・アントニオ・ド・アンパロ。
(Google mapsより引用)
小高い丘陵地帯で土壌と水源に恵まれた土地であり、最長120年もの歴史ある20の農園から成り立っている生産者組合がサントアントニオ農園です。
環境保全に配慮していて、コーヒー作りは選別・品質管理も一元化され、品質も安定しています。ショコラはブラジルの中でもこの地域にだけ特有の、ナッツやチョコレート(ブラジルの公用語でChocola)のような香ばしく甘い味わいのフレーバーをもつ豆から選ばれました。生産者組合のメンバーはスペシャルティコーヒーへの取り組みに熱心で、コーヒー品質に大きな影響を与える栽培や精選に関して、組合内での情報の共有化が進んでいます。
珈琲の国「ブラジル」で生産者や従業者が皆同じように生活をともにしてコーヒーを大切に育てています。
(https://www.tonya.co.jp/shop/g/g722/から引用)
真面目な話をすると、これからも私たちが美味しいコーヒーを飲み続けようと思ったとき、私たちコーヒーの消費者一人一人が生産者の持続可能な生産や発展をサポートすることは非常に重要なことだと考えています。
そのためには、当たり前のことですが、コーヒー豆が適正な価格で販売され、生産者に十分な収入が行き渡る必要があります。
しかし、ただ生産者を支援するためだけにお金を払うお人好しな消費者はいません。「その農園のコーヒーが特別美味しいから」こそ生産者の十分な収入を保障するに足る支出をするわけです。
最初の話に戻りますが、私たちが今後も美味しいコーヒーを飲みたいのであれば、私たちが「真剣に選び」、選んだものに対して納得して「対価を支払う」という状況が必須であるということ。
そしてこの状況が生産者の品質に対するこだわりを強め、結果的に美味しいコーヒーを飲み続けられることにつながるのです。
漫然とルーティンでコーヒーを飲むのではなく、そのコーヒー豆がどこで誰の手によって、どのように作られたたのかに思いを馳せること、私たち消費者一人一人が味にこだわることが、地球の裏側の生産者をサポートすることにつながるのだと思います。
エシカルコンシューマーという言葉がありますが、コーヒーに限らず私たちを取り巻くあらゆる衣食住環境に対してもそのような視点を向けることは、今後今以上に求められるようになると思います。
私自身も自分の納得できるものを身につけたり、口にしていこうと思っている今日この頃です。
それはさておき、今回焙煎、抽出したコーヒー。
「チョコのような重厚な甘味」という謳い文句、生産者の情報に興味を持ち、通常の倍の値段がする生豆を購入したわけですが、結論から言います。めちゃくちゃ美味しい。これまでのブラジルとは明らかに違う。口に入れた時のグレープフルーツのような酸味、名前の通りカカオを思わせるコクと香り。後を引く甘さ。私このコーヒー大好きです。今日はフラワードリッパー使って抽出したので、明日はネルでドリップしてみます。明日の朝が楽しみです。
皆さんもサタデーコーヒー楽しんでくださいね。それでは。
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