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スペシャリティコーヒーで、こんなことをして楽しんでいます(笑)。

スペシャリティ(スペシャルティという場合もあります)コーヒーをご存知でしょうか?

スペシャリティコーヒーには色々な説がありますが、世界基準というものはハッキリ言ってありません(笑)。

正直、みんな好き勝手言ってるという状況ですね。

中にはSCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)なんてものまであります。

ですから、言った者勝ちです。

とはいえ、ここでスペシャリティコーヒーについて語るつもりはありません。

ただ、私がお世話になっているコーヒーショップのコーヒーマイスターの言葉を使わせていただくならこうなります。

「スペシャリティコーヒーとは、生産者の顔が見えて、どうやって作られたのかが分かるコーヒー」

分かりやすい!

世の中、ドンドン難しくなって行って、簡単なことをややこしく言い過ぎている気がします。

もっと簡単で、単純でいいと思うんですけどね〜(笑)。


閑話休題(それはさておき)、そのお世話になっているコーヒーショップで、年末に2種類のスペシャリティコーヒーを購入しました。

今日は、そのスペシャリティコーヒーを使って、こんなことをして遊んでいるというお話です。


パナマ・ゲイシャとグァテマラ・ゲイシャ

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私が手に入れたのは、スペシャリティコーヒーの代名詞とも言える『ゲイシャ』です。

特にパナマ産の『ゲイシャ』は、柑橘系のフルーティーな香りと、しっかりとしたボディを保ちながらも、ホロホロとそして潔くほどけていく余韻が楽しめるコーヒーです。

一部では『幻のコーヒー』とまで言われてますが、

パナマ産のゲイシャは、高額なことでも有名で、今回購入したサンマルティン農園のパナマ『ゲイシャ』は、100gで2,500円でした。

普通に売られているコーヒー豆が、大体100gで500円前後ですから、約5倍の価格ということになります。

蛇足ですが、『ゲイシャ』はアラビカ種の一種で、ゲシャ村というところに自生していたコーヒーが起源になっていて、ゲシャだと言いにくいので、ゲイシャになったというのが一般的な説です。


そしてもう一つ、同じゲイシャではあるものの、パナマ産ではなくグァテマラ産のゲイシャも手に入れていたのです。

グァテマラ産のゲイシャには、パナマ産のゲイシャのようなフルーティーな香りはほとんどありません。

その代わり、香ばしい香りがあると共に、コーヒーの味がしっかりとしていて、ホロホロとほどけていく余韻はまさにゲイシャでした。

それとこのグァテマラ産のゲイシャのもう一つの特徴は、爽やかな渋味にありました。

豆としてはマイルド系で、シルバースキンも多め。

どちらかというと、水出しコーヒーには向かないタイプのコーヒーだと、豆を挽いている時には思ったのです。


所変われば品も味も変わる

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起源を同じくするコーヒー豆ですが、パナマ産とグァテマラ産に大きな違いがあったように、起源は一緒でも育つ土壌が違えば、その味には大きな違いが出てきます。

これは他のコーヒー豆も同じです。

同じアラビカ種でありながら、世界中のコーヒーは、その土地独特の風味や香り、味を醸し出してくれます。

だからこそ、コーヒーの世界は奥深く、その探求は楽しく、果てがありません。


さて今回、この2種類のゲイシャでやったことというのは、この2種類のゲイシャをブレンドして、ゲイシャブレンドを作っちゃおう!

ってことをやったわけです(笑)。


結果よりもプロセスを楽しむ

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ブレンドコーヒーというのは、何種類ものコーヒーを淹れて、そのコーヒーを混ぜて味を決めていきます。

プロならば、ある程度味が分かっているので、頭の中でイメージしたものをブレンドして、それを淹れてみてから、味の判定をする場合もありますが、今回は先にお伝えした、コーヒーを混ぜてやるやり方にしました。

で、結果どうなったかというと、パナマ・ゲイシャ:1、グァテマラ・ゲイシャ:2の比率で、水出しゲイシャブレンドができました(笑)。

ただそれよりも、このブレンドを作っている時に、そのブレンドの比率を変えるだけで、様々な顔を見せてくれる二つのコーヒーが、もう面白くて、面白くて。

パナマ・ゲイシャに、わずかにグァテマラ・ゲイシャを混ぜたものなどは、ホロホロとほどけていく時に、後味の余韻に爽やかな渋味を残して行ったり。

逆にグァテマラ・ゲイシャにパナマ・ゲイシャをわずかに足した時は、最初にフワッと柑橘系の香りがするものの、味そのものはグァテマラ・ゲイシャのまま、というものもありました。

いずれにせよ、こんな風にスペシャリティコーヒーを水出しにして、ブレンドして遊ぶ時間は、ちょっと普通では味わえない、なんとも言えない充実した時間でした(笑)。

その後、豆をブレンドして作った『水出しゲイシャブレンド』は、コーヒーをブレンドした時より、少しパナマ・ゲイシャの余韻が強かったです。


実は、このゲイシャを使ったブレンドですが、後日談があります。

また追い追い、こちらの方に書いていきたいと思っております。


それでは本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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