『A子の日記』#3

「うるさい…。うるさい!」耳元で泣き叫ぶ"それ"を、私は両手で突き飛ばす。「きらい!えいこ、みいちゃん嫌い!」私の方が泣きたい。慌てたママは私を押しやり、それを抱き抱える。優しくて大好きだったママは私を鬼のような顔で怒鳴りつけ、それには天使のような微笑みを向ける。「私のママなのに」