『A子の日記』#25

飲み過ぎたかな。どっちが地面なのかも定かではない。フラフラしていると暖かい大きな手に支えられる。「飲み過ぎだ、バカ」「…私、1人で帰れる」私はひょいっと彼の広い背中に背負われる。帰り道、何を言ったかはあまり覚えてない。ただ「一緒に帰るぞ」その一言に安心して身体を預ける事ができた。