『A子の日記』#15

掃除当番を早く切り上げ、すぐに家へと走る。「アレ、捨てといたから」そうLINEが入ったのがつい先程。私は“アレ"には予想が付いていた。私が一番大事にしてるモノ。母は変わってしまった。優しかった面影はもうない。帰宅すると、見ろと言わんばかりのゴミ袋。ビリビリに破けた手紙がそこにはあった。