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主に映画のnoteはじめました!

前からはじめてみたかったnotoをはじめます。
好きな映画のことなどを、書きたいと考えています。
レビューサイトなどで感想メモ程度の文章を書いたり、たまに長文の感想を書き連ねたりはしていたのですが、ネタバレなどの配慮だったり、なかなかまとめる気力がなかったりすることがあるのと、自分なりの考察などは、多少のクローズさのあるnotoでまとまった文章として残してみたいと思ってはじめました。

まずは、自己紹介がてらに自分のオールタイムベスト映画の話を!

<偏愛映画10>
1. 燃ゆる女の肖像
2. マッドマックス怒りのデスロード
3. バッファロー'66
4. ゴーストワールド
5. ベアーズ・キス
6. さよなら、私のロンリー
7. 汽車はふたたび故郷へ
8. カミーユ、恋はふたたび
9.パルプ・フィクション
10. 聖なる鹿殺し

やってみたかった憧れのオールタイムベスト、めちゃくちゃ悩みつつ
今ならこれ!とゆう感じでしょうか。
1:は、大好きなセリーヌ・シアマの「燃ゆる女の肖像」(2020.フランス)です。同監督の「水の中のつぼみ」が大好きだったので、見る前から期待大大大だったのですが、見終わった後にこれほど心を撃ち抜かれた作品はなかったし、もっとも美しい映画だと思ってます。アデル・エネル(監督の元パートナーでもある)が共通して出演しているのもあるのですが、この2作は鏡写しになっているような共鳴し合うシーンもあって2作セットで大好きです。
セリーヌ・シアマの作品は意図的にスクリーンに映る人物が選別されてるのが特徴だけど、その空間の中で軽やかに3人の女性達フラットな関係性が出現してくのが大好きで、ただの女性同士の恋愛映画の域を越えた深く美しい映画なんです。

2:の「マッドマックス フューリーロード」(2015.アメリカ)
もはや言わずと知れた名作ですが、私も例にもれず大好き。最も出来の良い映画だと思っています。一切の無駄なシーンがなくアクションと物語が密接に絡み合い、衣装やメイク、車がキャラクターの全てを語る。こんなにもソリッドな映画があるのかと衝撃でした。この映画を観て今まで大規模な作品には、そこまで自分に響くものがないと思って通り過ぎていたけど、こんなにも心奪われるものがあると知って色々な作品を観ようと思ったきっかけとなった作品でもある。

3:「バッファロー'66」(1989.アメリカ)
元々の大好きだったけど、リバイバル上映でスクリーンで観たときに、こんなにもこの作品が好きだったのか!とめちゃくちゃに胸が躍った。改めてスクリーンに映える作品だなぁと再度評価が爆上がり。
オーバーキルにドクズなのに、魅力的すぎるギャロと、よくもこの瞬間をスクリーンに残してくれたと思うパーフェクトルックのクリスティーナ・リッチ。ストレートのブロンドヘアにギラギラ青のアイシャドー、むちっとボディに不機嫌そうな顔。すべてがアイコニック。好き。(思ったより太ってたとか酷いこと言っているギャロのインタビュー見た記憶あるが、ほんと良くないよギャロ)。最低なやつの最低な人生に最高の瞬間が訪れる奇跡の映画だよ本当に。全てが好き。この映画観たあと、ココア買って帰りたくなる。
ブラウン・バニーも大好きだけど、すっきり気持ち良い終わり方のこの作品は、めちゃくちゃポップでグッドなバランスは変えがない存在。ギャロ、また映画作ってほしい。

4:「ゴーストワールド」(2001.アメリカ)
やっぱり大好き、ゴーストワールド。高校卒業してすぐのタイミングで観てしまった私は、すっかりイーニドに憧れちゃったし、共感してしまった。
最近あったリバイバル上映も観たけど大人になった今でも、この映画を観るとまだ子供だった自分を少し可愛いと思えるし、古い友人に会ったような、くすぐったいうれしい気持ちになった。でもまだ、この映画は私にとってキラキラしていて、イーニドに憧れているし、あの居場所のない退屈な街ゴーストワールドは心の故郷の様に感じてしまう。

5:「ベアーズ・キス」(2003.カナダ)
知名度が低い作品だけど、孤独なサーカスの少女がクマと恋に落ちるお話で、民話から着想を得たファンタジックな物語と表層的な華やかさをもったサーカスの一団の哀愁と生活現実の厳しさに孤独を募らせる少女の心の物語の憂いをおびたキラキラした質感が大好きな作品。色んな国を巡るサーカスなのでロードムービーとしても好き。ちょっと現実のリアリティーラインから浮遊してぐらいのファンタジーが大好きなのもあり、私のツボにめちゃくちゃに深く刺さり続けている。古い物への愛着や、滅びゆく文化への哀愁が詰まっている。

 6:「さよなら、私のロンリー」(2020.アメリカ)
アーティスト、作家、女優、映画監督とマルチに活躍する、ミランダジュライの作品。泥棒家族の娘として産まれ、盗みの技術を教えこまれたが愛情がなく育てられた主人公がある出会いにより変わっていく話なのだけど、底抜けにヘンテコで、愛らしく不器用なお話で大好き。ミランダ作り出すものは、ちょっと手作り感あるファンタジーさと、センスの良さがあって物語も美術も登場人物も少しずつズレたファニーさがあって愛おしい。
バッファロー66もだけど偏屈な私が大好きなハッピーエンド。

7:「汽車はふたたび故郷へ」(2010.フランス・ジョージア合作)
ジョージアの巨匠オタール・イオセリアーニの自伝的作品。彼の作品はどれも大好きで「素敵な歌と舟はゆく」とどっちか迷ったが、創作に対する彼の姿勢と創作の神秘の瞬間の様なものが写っているこの作品がやっぱり好きかなぁっと。彼の物語には逃亡を許す精神があって嫌なことや苦難から逃げて逃げて、それでも創ったりすること、美しいものに心が惹かれることには素直に生きればいいよ。とゆう気さくさと優しさがあるのが好き。
俯瞰的な引きのカメラで映すで極めて自然なショットなのに、すごく計算されているルックがただただ気持ちよい。彼の映画の影響でジョージア人は異様に酒が好きで歌を愛し、じじいが不良とゆう印象になっている。

8:カミーユ、恋はふただび(2012.フランス)
女優としても活躍する、ノエミ・ルボフスキーが主演と監督を務めた作品で、40歳のカミーユが学生時代にタイムスリップするが
姿は中年女性のまま(だけど周囲には少女に見えている)今は他界した両親や学生時代の友人たちとの充実した毎日を通して、青春を取り戻すことができるのかとゆう物語。はじめは、ただ若者の格好をした中年女性にしか見えないのにだんだん気にならなくなってくる(自然に見えてくる)ノエミの演技力と少しとぼけた愛嬌によってカミーユのことがどんどん好きになっていくのと、友達たちとの尊い青春の一瞬一瞬に胸が締め付けられる!とゆうか画面に映るシーンが自分の体験であってほしい(?)と思うほどの切なく美しい記憶に見える。かなり美しいショットの連続な気がするのだけど(たばこのシーンとか、、、ううう最高)、あんまり好きとゆう声を聞かない映画で不思議。ファッションもすごく可愛いくてスタイリングも100億点。フランスだからこそもあると思うけど80年代ファッションがこんなに素敵に見えた作品は他にない。

9:パルプ・フィクション (1997.アメリカ)
これも言わずとしれた作品だけど、なんだかんだ一番観ている映画。
毎秒面白いもん。セリフもだいたい言える。私の中で面白い映画の頂点。

10:聖なる鹿殺し(2017,イギリス・アイルランド合作)
現行コンスタンス作品を作ってる若手(?)監督の中では一番好きな監督の1
人。(ひとり選べないのでややこしい言い方)
まだ色々な作品が観たいし、一番楽しみにしている監督なので、1つ作品選ぶとしたら何かなぁと思うと、やっぱり聖なる鹿殺しかな。
映像の完成度、話の胸糞悪さ、寓話っぽいとゆうか神話っぽい大きな力に対する、人間の無力さ、どうしようもなさが良い。そして人間は汚く、所詮は人間とゆう動物だとゆう冷たさが好き。

この作品もほんとは入れたかった〜とゆう作品、15歳の私を狂わした黒沢清の「アカルイミライ」(あーなんで入らなかったの?ベスト10にしぼるとか無理)、「コンパートメントNo.6」(近年映画館で観て一番記憶に残ってる)、ロバート・エガースの3作品(ウィッチ、ライトハウス、ノースマンぜーんぶ好き!!!)、「ベティー・ブルー」(ずっと大好きでずっとベスト10には入る作品なんだけど年々あの終わり方が辛くなってきた)、汽車はふたたび故郷へと同じくジョージア映画の「花咲くころ」も実質ベスト10。
あと、パリ13区も好きだし、アナ・リリー・アミールポアーの「モナ・リザ・アンド ザ ブラッドムーン」「ザ・ヴァンパイア」も好き。
「ビッグ・リボウスキ」も好きだし、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」も好き(ほんと面白い)、あとジョン・カーペンターの作品は全部好き!


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