アメリカ発。培養魚で世界を変える企業【BlueNalu】
はじめに
現在大学3年生の僕、出身地は北陸地方のとある県。
地元で有名なものの1つに「海産物」があります。
正直、生まれた環境のすぐそばに、あれほど高いレベルの海産物があったことは、最幸の出来事だと思ってます。
帰省のたびに美味しい寿司をたらふく食べれますからね。
でもだからこそ、海産物の枯渇などが話題になると悲しいのです。
小さい頃あれほど沢山食べれたウナギが高騰したり、いつの間にか幻の魚扱いされて市場に出なくなったり、、
自分の下の世代の子達にも、そういった「海の豊かさ」がきちんと継承されてほしいなと思います。(なので自分が出来る範囲で貢献したい!)
というわけで今日の企業は培養「魚」!BlueNalu!
ミッション
"to be the global leader in cell-cultured seafood, providing consumers with great tasting, healthy, safe, and trusted products that support the sustainability and diversity of our ocean. "
”培養魚の分野でグローバルリーダーとなり、海の保全と多様性を守っていく商品を、そしてとても美味しく、健康で、安全で信頼できる商品を消費者に届けること”
美味しい海産物を沢山食べることが出来る現代ですが、このままのペースでは非常に危険な事になります。
1970年と比較すれば、既に海にいる生物の生息数は半分以下。
この原因は不法漁業や海水温上昇、酸性化、トローリング(船を走らせながら魚を捕る釣り方)、そして数々の政治的・社会的な問題によって引き起こされたものです。
BlueNaluはその問題を養殖でもなく、政治的運動でもなく、「培養」という面から解決に動いています。
事業内容
BlueNlauは培養魚の研究・販売を行っている企業。
培養肉と同じで、実際の魚の細胞を利用して培養魚を作り出します。
といっても「培養魚」なんて中々耳にしないので、どんな味がするのか気になりますよね。
こちらの動画では、その点について述べられていました。
まず、味の面に関してはまだまだ研究段階ということですね。
コストが高すぎて、会社関係者などしか試食できていないようですし…
HPにProduct欄が無いことも納得しました。
ただ、事業内容としては本当に素晴らしいことをしていますし、応援したい内容ですよね。
これからの研究、そして商用化に向けてぜひとも頑張ってほしい会社です。
メンバー
Norman Aiello:PROJECT MANAGER
プロジェクトマネジメントの経験が豊富なNorman。これまで数々の食品業界のスタートアップに携わっており、Blue Naluの進化にも寄与してくれること間違いありません。
Iliana Battaglia:RESEARCH ASSOCIATE
Youtubeなどのメディアで見かけることの多いIllina。研究部門のアソシエイトをしています。大学院生の頃、昆虫学の研究室でアシスタントをしていたのだとか。
その他にもBlueNaluには才能あふれたビジネスマン・研究者が集まっています。
最近のニュース
2021/9/13
Nomad Foods and BlueNalu collaborate to introduce cell-cultured seafood in Europe1
Nomad Foods、ヨーロッパの一大冷凍食品会社が、BlueNaluと提携したとのこと。
ヨーロッパでは特に「持続的」「SDGs」といった動きが盛んですから、BlueNaluと相性が良いのでしょう。
今後世界中に広がっていってほしいですね。