フードバンク、フードドライブ、フードパントリー
突然ですが、フードバンクだったり、フードドライブだったり、フードパントリーだったりっていう言葉を、皆さんはご存知でしょうか?
おはようございます。
全国の飲食店に夢チケットの仕組みを普及するプロジェクト『夢食堂』の運営をしている者です。
今日は「フードバンク」「フードドライブ」「フードパントリー」それぞれについて簡単に違いが分かるよう、記事を書いていきたいと思います。次回以降の記事では、さらに一つ一つ深ぼって知識を共有いたします。
用語がいろいろ
夢食堂に関わるようになってから、子ども食堂界隈の情報に触れることが必然的に増えました。
ここ最近は特に頻繁に耳にするようになったのが、
・フードバンク
・フードドライブ
・フードパントリー
の3つです。
これらを知ったのが同じくらいのタイミングだったこともあり、正直な最初の感想は「何が違うの?」でした。
先日行われた、とある子ども食堂ネットワークの集会では、それぞれの子ども食堂団体から、活動報告がなされる時間がありました。
今はオミクロン株の流行が凄まじいことになっているので、
子ども食堂からフードパントリーに切り替えたり、
フードバンクと提携して子ども食堂を実施したり、
フードドライブを、
やっぱりこの辺でやめておきます。
とにかく、それぞれの言葉の棲み分けってどのくらい明確なんだろうかと感じています。その場ではある子ども食堂主催者の方から「それぞれの違いがよく分からないので、教えてください」という質問も実際にありました。
共通しているのは、全ての取り組みは「食品ロスを減らすこと」や「子どもや困っている人にご飯を届けること」を目的に行われている活動ということです。
どれも素晴らしい活動だと思いますので、ぜひ多くの人に知ってもらいたいです。
溜めるのと運ぶのと配るのと
・フードバンク
・フードドライブ
・フードパントリー
それぞれの簡単な説明をしたいと思います。
実際に活動されている方からの批判や反対意見は重々承知の上で、この場では「全くもって初めて耳にした人」にとって分かりやすく書くつもりです。
僕自身、これらそれぞれの活動を語れるほどやったこともないですし、知ってから日も浅いので、補足があればコメント欄に頂けたら嬉しいです。
で、ざっくりいうと
・フードバンク=余った食品を「保管」する場所
・フードドライブ=余った食品を「寄付」する取り組み
・フードパントリー=余った食品を「配る」取り組み
だと理解しています。
機能としては、フードバンクは「保管」すること、フードドライブは「寄付」すること、フードパントリーは「配る」ことでそれほど外れてないと思います。
分類としては、フードバンクは「場所」で、フードドライブとフードパントリーは「活動」だと思っていただければと。実際には、それぞれを専門的に取り組んでいる団体が「〇〇フードバンク」といった名前で活動していたりします。
これだけだと説明が不足してし過ぎなので、70%くらいの確率で間違った解釈になると気づきました。もう少し具体的に続けます。
例えば……
少し事例と共に説明したいのですが、仮にあなたの家庭で大量のお菓子が余ってしまったとします。
その余ったお菓子を、困っている人や必要としている人たちに直接配るのが「フードパントリー」という取り組みだと思ってください。
ただ、あなたの家庭で余ったお菓子だけでは、届けたい人みんなに渡すには少ないかもしれませんよね。そこで「フードバンク」に行くと、「別の家庭で余った食べ物」がそこにたくさんあるので、分けてもらえるのです。
このようにフードバンクには食品がたくさん集まっていて、それをフードパントリーや子ども食堂などに分配する機能があります。
また、あなたの家庭で食べ物が余った時に、それを困っている人に直接配るのではなくて、フードバンクのような団体もしくは活動に寄付することもできます。それが「フードドライブ」です。
活動されている方々の思い
なんとなくですが、「子ども食堂」という名前が世の中的に目立っているような気もしていますが、実はその界隈でたくさんの活動形態が存在しています。
フードバンクにしても、フードパントリーにしても、フードドライブにしても、活動されている方々の思いは本当に暖かいです。
世の中には、子どものため、地域のために活動されている方々が、それだけたくさんいる事を身に沁みて感じます。
それぞれの活動に明確な定義が存在しているわけでもないようで、子ども食堂のようなフードパントリーもあれば、その逆もあったり、あるいはフードバンクとしての役割を持ちながら子ども食堂をやっておられる所もあります。
本当に活動ごとに様々なやり方で行われているので、伺うたびに勉強することだらけです。
また別の記事では、それぞれの活動や特徴についても共有したいと思います。
今日はここまでにします。ありがとうございました!
ではまた〜。
【追伸】
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