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夢食堂に参加するメリット

ブラックホールって黒くないらしいですね。

おはようございます。

全国の飲食店に夢チケットを普及するプロジェクト『夢食堂』の運営をしています。

今日は「夢食堂に参加するメリット」という話をしようかと思います。


よくある質問


「メリット」という言葉は、もはや適切な表現ではないかもしれませんが、これまで活動する中でたくさんの方々から質問を投げかけて頂きました。

「それに参加する飲食店のメリットはなんですか?」

という風に。

このような質問は、飲食店関係者の方よりも、そうでない立場におられる方からいただくことの方が多いです。なぜかというと、その人が知り合いの飲食店関係者に話を伝えたり紹介したりするときに、「参加のメリット」を伝える必要があるからです。

一方で、飲食店さんの立場からすると、聞きづらい質問だろうと思います。「自分たちが参加することのメリットは何ですか?」などと聞いてしまったら、あたかも社会貢献より利益を優先させているかのように聞こえてしまう恐れを感じられているのかと。

ですから、飲食店関係者の方々から参加メリットに関する質問をされることが少ないからといって、そこに関心がないわけではないと思っています。むしろ、本当はすごく聞きたいけど声に出せない方もたくさんおられるのではないでしょうか。

このような質問を頂いたときに、我々がお話しする内容を共有させて頂きます。


現時点での答え


まず前提として、メリットよりも「リスク」の方をちゃんと伝えるように心がけています。これに参加することでどんなリスクが降りかかる可能性があるのか、そこをちゃんと理解して頂いた上で、メリットの話に移ります。

また、「メリット」というとあまりしっくりこないので、「夢食堂に参加するとどんな良い未来が待っているのか」という表現に変えた上で、3つほどお伝えすることが多いです。


一つ目は、夢食堂に参加していることが結果的にそのお店の「選ばれる理由」になっているケースがある、ということ。

仮にAの店とBの店があったとして、どちらに行こうか迷っている人がいたとします。

・価格は同じ
・料理の質も同じ
・立地も変わらない
・接客サービスも変わらない

さてどうしようか。

そこで「夢食堂」のロゴを目にしたとき、「だったら夢食堂やってる方に行こうか」みたいな感じです。

ファンがいるビジネスが強いとか、付加価値があるビジネスが強いとか、よく耳にするかと思いますが、ここの本質は「夢食堂店舗に通う事がそのお客さんにとっての【意味】になっている」ということです。

夢食堂のお店に通うことは、夢食堂に共感していることと同義で、「自分もそのミッションの実現に参加している」という意思表示にもなっていることが「価値」になっている、それがお客さんに選ばれる理由となり、売上向上につながる、と。

これをノブさんは「マーケティング4.0」という言葉を使って表現しています。これはマーケティングの神様、フィリップ・コトラー教授が、次世代マーケティングの王道として提唱されているものです。相当確度は高いのだろうと思います。

とはいっても、夢食堂に参加すれば必ず望ましい結果につながるとは限りません。それは日々現場で活動されている方々が一番深く理解されているところだと思います。

僕たちも飲食店さんとお話しするときに「マーケティング4.0」といった理屈めいた表現はあまり使用しないでいます。あくまで「結果的に」、夢食堂に参加することでお店の経営にもプラスの効果があるケースは考えられますよ、とお伝えしています。


二つ目は、スタッフさんの仕事意欲が上がったという事例があることです。

子どもがご飯を食べて喜んでいる姿、
子どもの笑顔、
一緒に来たお母さんが「助かった」と言ってくれること、
子どもが「将来このお店で働きたい」と言ってくれること、

そういう姿を見て、スタッフさんがやりがいを感じてくださっていると、現場から報告していただくことがよくあります。

このような声は、我々本部としてもすごく嬉しいです。

コロナの流行は多くの飲食店さんにとって逆風になっていることが多かったと思います。世間的にも不要不急の扱いを受けて苦しい思いをしていた方も多いと聞きます。その中で、子どもの笑顔を通じてやりがいを感じてくださったという事例には、非常に深い意味があるのではないでしょうか。


三つ目は、「ペイフォワード」です。

夢チケットがお店の利益に直接働きかけることは、おそらくないだろうと思います。

ただ、この取り組みをすることで数年後、あるいは数十年後の未来に対する投資になる、という考え方があります。

例えば夢食堂を利用した子ども達が大人になったときに、困っている人を見たらすぐに動ける人になるのではないでしょうか。

あるいは自分も夢食堂店舗で働くようになったり、自分で夢食堂店舗を立ち上げてしまったり、それが結果的に自分のお店を助けることにもなれば、日本全体の未来をより良くすることにもつながる。

そんな考え方とビジョンが、果たして「メリット」なのかどうかは分かりませんが、そこに共感してくださる方々と、共にプロジェクトを進めているところです。

一つ一つふかぼっていけば、より解像度の高い良い記事になりそうだと思いました。

また詳しく書いてみたいと思います。


今日も有難うございました〜!
ではまた!



【追伸】


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