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共に手を取りあって

おはようございます。

全国の飲食店に夢チケットの仕組みを普及するプロジェクト『夢食堂』の運営をしている者です。

今日は「子ども食堂さんやフードパントリーさんと良い関係を築きたい」というテーマで記事を書きます。これは活動をしていく中で、最近特によく学ばせていただいていることで、共有したくなりました。


夢食堂の役割


僕たち夢食堂では、夢チケットを使って子どもが「日々生活するときに」ご飯で困らないようにすることを目指しています。

〜空腹で困る子どもを世の中から無くす活動〜

といってもいいかもしれません。この表現はまだノブさんから確認をとっていませんが、僕たちの「ミッション」として正式に採用してもいいのではないかと思うくらい、僕たちの存在目的を言い得ているようにも思います。

ですから、夢食堂では日々行われていることがポイントになっていたり、「空腹による困窮」という課題の解決に特化集中していたりします。

火の鳥の竹内さんもおっしゃられていましたが、僕たちにできることは「日常のご飯を提供すること」であると。逆に言ったら、それ以外にできることはとても限定的であると、いうことです。

子どもが必要としているサポートや環境は、「日々の空腹を満たすこと」だけでは不十分だといえるでしょう。その他にも「地域とのつながり」ができたり、子どもの「心」をサポートできるような取り組みも必要だと思います。

僕たちは主に「貧困などによって困っている子どもを支援したい」という気持ちが活動の源泉になっています。彼らが抱えている問題をよく観察し紐解いていくと、問題は「お腹がすいて力が出ない」だけでは止まらないことをよく学ばされました。


子ども食堂やフードパントリー


「空腹を満たすだけでは、問題の解決になっていない」

という指摘は、これまでにも頂いてきました。

上に述べたように、問題の本質は子どもの「心の発達」であったり、それによって生じる「さまざまな格差」だったりするので、そこにアプローチできない活動では物足りないのではないかと、言って頂けます。

そのような指摘をしてくださる方々に共通することは、「めちゃめちゃ子どもの成長、子どもの未来を考えている」ということです。

本気で子どものためを思って発言してくださっているのが、毎回ヒシヒシと伝わってきます。言葉の裏にある温かい思いが滲み出ています。そういう方々だからこそ、是非良い関係を築いていきたいなぁと感じます。

実際に子ども食堂やフードパントリーが実施されている現場に足を運んでみると、本当に「地域のつながり」がそこで生まれていることが分かります。

ぜひ皆さんもお近くの子ども食堂さんに足を運んでみてください。場所によって個性があるので一概には言えませんが、おそらくイメージされているよりも「フラット」で「気軽」で「楽しく」て、「温かい」場所になってると思います。

子どもは本当に楽しそうにはしゃいでいたり、同伴する大人の方々も明るい笑顔でおられたり、ボランティアスタッフでやられている方々も、生き生きと温かいエネルギーで楽しそうにやられていることが非常に多いです。

これまで話を伺ってきても、「やっててすごく楽しい」と話される現場の方々はたくさんいました。

で、参加している人々にとって「心の拠り所」になっていたり、年齢や職業や境遇が全く違う人たちと交わることが「刺激」になって、社会的なスキルの向上に役立っていたりと、子ども食堂やフードパントリーが果たしている社会的役割は本当に大きいと感じます。


共に子どもの成長を支えていきたい


ちょっと白状させていただくと、繋がりづくりだったり、学習支援だったりといった側面においては、夢食堂は不十分な取り組みに見えるかもしれません。

だからこそ逆に、子ども食堂やフードパントリーをされている方々と協力関係を築きながら活動することができたらいいなと思っています。

「つながり」や「心のケア」を必要とする方々にとっては、子ども食堂などに参加することが、大きな効果を発揮すると思います。一方で、「それよりもご飯を食べさせてくれ」という状況にある方々にとっては、夢食堂の存在を知っていただくことが問題の解消に繋がるでしょう。

僕たち夢食堂にも、地域で行われている子ども食堂にも、それぞれに得意分野もあれば不得手な部分もあります。

お互いの強み弱みを相互に補い合いながら、地域全体で子どものサポートをしていきたいものです。

例えば、夢食堂に来る子どもが毎日のように一人で寂しそうにしていれば、近くの子ども食堂さんを紹介して、見てもらうことができます。

逆に、子ども食堂に来る子どもの生活状況が怪しいと感じたら、近くの夢食堂を紹介していただいて、普段の食事では困らないようにサポートしたりも考えられます。

「困っている人がいるなら何かしたい」という気持ちはお互いに同じはずで、貧困問題をなんとかしたいと誰もが思うでしょうから、必ず手を取り合うことができると思っています。

大人みんなでこぞって子どもの支援に関わるようになっていきたいし、それは決して夢ではないと思ってます。

今日はここまでです。

ありがとうございました。
ではまた〜!



【追伸】


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