今まさに日本で起きている
おはようございます。
全国の飲食店による子ども食堂のプロジェクト『夢食堂』の運営をしています。
今日はセンシティブな話を書きます。
僕もコレを知った時は非常にショッキングというか、驚いたというか、面食らってしまいました。なので、文章がぶれたり動揺が隠せなかったりするかもしれません。
申し訳ないですが、見逃してやってください。
数日前からニュースになっていた、埼玉県白岡市での事件についてです。
ニュースはこちらから見れます👇
15歳、8人兄弟のヤングケアラー
埼玉県白岡市で15歳の男の子が、自宅で意識を失っているのが見つかり、その後亡くなりました。
遺体には、頭を強く殴られた跡があり、顔にはアザ、上半身には複数の骨折の跡があったそうです。
脳には特に強いダメージが加えられていたようで、それによる急性硬膜下血腫が死因と報道されています。
コレを受けて調査を進めると、男の子の生活の実態が見えてきました。
どうやら、学校には行かずに家族の世話をしていたそうです。
小学5年生の頃から不登校になったと報道されていますから、おそらく4年間ほどでしょう。
8人兄弟の長男だった彼(姉もいたそうです)は、弟や妹の面倒をずっと見ていたようですね。
その生活は、貧しさを極めていたそうです。
『うちでは小さい魚をきょうだい皆でわけて食べているんだ』
男の子が小学校低学年だったころ、クラスメートにそう話していたそうです。
・この事件がナゼ起きたのか?
・誰かがやったのか?
この辺りの報道は、まだなされていません。僕の性質上、憶測でものごとを論じるのは好きじゃないで、報道されている情報だけをお伝えしています。
今、まさに起きている問題
関係ない話ですが、埼玉県白岡市は、僕の生まれ故郷です。僕も中学3年生までそこで暮らしていましたが、当時は「白岡町」でした。
その頃はとても地域住民が温かく、地域での交流も盛んでした。それから10年経った今の状況は分かりません。
それは置いておいて、男の子が自宅で発見されたのは1月15日です。およそ2週間前になります。
これが、今の日本で起きていること、なんですね。
「昔はこういう時代だったから直していこう」とか、
「今後こういうリスクが想定されるから防ごう」とか、
そういう話ではなく、「今起きている」、これが日本の現状であると認めるしかないです。
少し憶測で話します。
今回亡くなった男の子のような境遇に立たされている子どもは、他にもたくさんいるのでしょう。
発見されたのが彼だったという話で、今まさにこの瞬間、家族を支えながら身体中にキズを追って、ギリギリのところで命を繋ぎ止めている子どもがいる、と考えるのがむしろ妥当だと思います。
これが、子どもを取り巻く問題の難しさでもあります(貧困に限らず)。
実態が見えないのです。そして、子どもには問題を打開する力が備わっていないのです。
職業を持たない、選挙権を持たない、地域と繋がる機会がない、
子どもには何の責任があるんですかね。
未然に防ぐために
こういう問題を未然に防ぐために、心血を注いでいきたいものですね。
子ども食堂の役割は、そこにあるとも言われています。「更なる被害の予防・問題の緩和」です。
夢食堂も然りで、子どもが少しでも地域と繋がれる場になって、また大人が少しでも地域の子どもに目を向ける場になって、それが日本中で当たり前になっていくこと。いかねばならない。
もっと実力をつけないと。言ってることと行ってることが、全然一致していない自分のままではいけん。
目に見えないところで問題は深刻さを増していたりします。それを未然に防ぐため、日本全体で支援活動だったり、努力をしていきたいですね。
ちょっと、見苦しい記事になってしまったかもしれません。
今日も、ありがとうございました。
では、また。
【追伸】
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