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天国と地獄のロングスプーン

『天国と地獄のロングスプーン』という寓話をご存知でしょうか?

夢食堂プロジェクトの価値観にも非常にリンクしたところがある物語です。ショートストーリーなので、今日はそれを紹介したいなと思います!

おはようございます☀️

全国の飲食店に夢チケットの仕組みを普及するプロジェクト『夢食堂』の運営に携わっている者です。

今日は物語を一つ紹介したいなと思います。ぜひ一読してみてください😊


天国と地獄のロングスプーン


早速ですがまいります!始まり始まり〜〜


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ある人が地獄をのぞいて見ました。するとそこにいる人々は、やせ細っていました。とても苦しそうです。

ところが、人々の目の前にあるテーブルにはご馳走が並んでいます。しかしそのご馳走を食べることができていないのです。 よく見ると、彼らが持っていたのは、柄がとても長いスプーンでした。

腕よりも長いそのスプーンは、一人一人手にくくりつけられていました。 もう一方の手は、椅子に縛られていました。椅子も固定されているので、動かすことはできません。 だから、ご馳走を目の前にしておきながら、少しも食物を口に入れることができませんでした。

それによって人々は、飢えで気が狂いそうになっていたのです。

次にその人は、天国の情景を見てみました。 人々はとても楽しそうです。笑顔に溢れ、体つきも健康なようです。ところがなんと、その環境は地獄の人々と全く同じだったのです!!

人々はご馳走の並べられたテーブルの前に座っていました。 手には柄の長いスプーンがくくり付けられていて、 もう片方の手は椅子に縛り付けられていました。

それにもかかわらず、天国の人々は普通に満足のいく食事を食べることができています。それどころか微笑み、楽しく過ごしていた。

よく見てみると、天国の人々は自分で食べ物を口に入れようとするのではなく、他の人々の口にご飯を運んであげていたのでした。全員が分け合い与え合っていたのです。

それによって天国の人々全員がご飯を食べることができていて、みんなに笑顔が溢れていたのでした。

以上。

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天国にするか、地獄にするか


この物語は、仏教が由来で生まれたものと言われています。当時はロングスプーンではなく「長い箸」だったそうです。それがいつしかヨーロッパの方にも伝わっていき、スプーンとしてお話が世界中に広まっていったといいます。

この物語は、ボクたちに多くのことを教えてくれているように思います。

天国でも地獄でも、人々に与えられた条件は全く同じだった。違っていたのは、人々のあり方だけだった。つまり、その世界が天国なのか、はたまた地獄なのかを決めるのは、そこにいる人々に委ねられているわけです。

ボクたちはいつも、与えられた環境や条件の中で生きています。まだまだ社会には問題がゴロゴロ転がっています。ただそれを悲観的な視点でのみ捉えるのではなく、その条件下で皆が幸せに生きていける道が必ずあるはずです。それを模索していきたいし、我々はそういう生き方をしていきたいものです。

与え合うことや人を思いやることの大切さも、この物語は教えてくれています。人にご飯を与えることによって、結果的に自分もご飯を頂くことができる。そしてみんなが豊かになる。これはペイフォワードの考え方ですね。

そのようにペイフォワードの考え方が当たり前になったら、どれほどたくさんの笑顔が増えることでしょうか。どれほど今の苦しみを克服できる人が増えることでしょう。

そんな風に思いました。

『天国と地獄のロングスプーン』という寓話を紹介させて頂きました。教えてくれたのはノブさんです。素晴らしいストーリーだと思いましたので、シェアさせて頂きました😊

今日は以上です!
ありがとうございました〜!



【追伸】


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