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夢チケットはテクノロジー?

ノブさんの宣材写真が一択しかないので、そろそろ撮影したいです。

おはようございます。

全国の飲食店に夢チケットの仕組みを普及していくプロジェクト『夢食堂』で事務局をしております。

先日ある大企業の会長さんから、「その取り組み(夢食堂)の強みというか、差別化ポイントはなんなのだ?」と聞かれました。

要するに、他の子ども食堂や他の食事支援活動と夢食堂では何が違くて、どこに優位性があるのか、説明してほしいとのことでした。

実はこういった質問は、今まであまりされてきませんでした。むしろ説明すると、「それは子ども食堂とは違う取り組みだね」と言われることが普通だったので、子ども食堂と何が違うのか、説明する必要に問われたことがなかったのです。

僕はその場では「日常の食事の機会が提供されている点が、一番の特徴かと思います」と答えたのですが、他に言うべきことは山ほどあったと反省しているところです。

今日は、夢食堂の特徴について少し書いてみたいと思います。


テクノロジー


『お金2.0』という本が、数年前にビジネスパーソンの間で随分とバズっていました。何十万部かのベストセラーになった本です。

その本を書いたのは佐藤航陽さんという、テクノロジーに精通した経営者の方です。確か現在でもまだ30代だったと思いますが、上場企業の創業者でもある方です。

紆余曲折あって、現在はメタバース事業にかなり傾倒しているようで、最近では、『世界2.0 メタバースの歩き方と創り方』という本を出版されました。非常に建設的でありながらも、現在の世界観が思いっきり壊されていくような、とても面白い本です。

その中で、「テクノロジーの本質とは何か?」について触れられた一節があります。

佐藤さんによると、テクノロジーの本質とは、「人々に権限や力をもたらすこと」にあるといいます。少し例も出しながら説明させてください。

例えばインターネットが普及するまで、「情報」は出版社や新聞社、あるいは特定の専門家たちのものでした。しかしインターネットが普及したことによって、だれもが最先端の情報に触れられるようになりました。つまり、インターネットは「情報の民主化」をもたらしたというのです。

クラウドファンディングがもたらしたのは「事業投資の民主化」だといいます。もともと事業投資というのは、投資家や経営者など一部のお金持ちしかできなかったといいます。それがクラウドファンディングによって、誰もが事業投資に加われるようになりました。僕もここ数ヶ月でいくつかのクラウドファンディングに支援しています。

他にも、SNSは「発信の民主化」をもたらし、、、、

など、誰もが〇〇できるようにしていくのが、テクノロジーの本質なのだそうです。

そうであればテクノロジーの成功とは、どれだけたくさんの人たちに力と権限をもたらしたかによって決まりそうですね。


夢チケットはテクノロジー?


「人々に権限と力をもたらす」という側面で考えれば、夢チケットにも当てはまるところがあるんじゃないかと思います。

夢チケットは、飲食店を訪れたお客様が、一枚200円で支援するスキームです。日本にいる社会人であれば、ほとんどの人が夢チケットの取り組みに加わることができるでしょう。

「役に立ちたいけど、何をしていいのか分からない」
「社会貢献に踏み込むのはちょっと敷居がたかい」
「困っている人がいるなら助けたいけど、どこでどう困ってるの?」

というような感覚を持たれている方々は、たくさんいると思われます。

そこで夢チケットに支援することは、一つのやり場になっているようです。「支援に加わりやすい」というのが、多いな特徴になっています。そのおかげで、限りなく多くの方から協力を得ることができて現在に至ります。

夢チケットのそんな側面を考えていると、夢チケットも一つのテクノロジーなのかもしれません、と思ったりしました。


夢食堂プロジェクトの特徴


冒頭で、ある方から夢食堂プロジェクトの「他との違い」や「優位性」を質問されたという話をしました。

もしかしたら僕がその場でお伝えするべきだったのは、「日常的な食事の機会を生み出していること」よりも、

「ものすごく活動に加わりやすいこと=大勢の方から協力を得ることができること」

だったのかもしれない、と反省しながら学ばせていただいています。

同じことを説明する場面でも、話す相手によってお伝えするべき内容や切り口が変わるということを、身をもって学ばせていただきました。

これから資金源の開拓にチャレンジしたり、プロモーション支援を企業にお願いしたりすることもありそうです。そのときにはビジネス的な側面からも「夢食堂がなぜ成功するのか」を合理的に説明する用意をしておきたいです。

今日は以上です。
ありがとうございました〜!


【追伸】


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夢食堂プロジェクトの運営費として使用させて頂きます。


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