ここだけは外せない!!
おはようございます。かとうひろあきです。
全国の飲食店による子ども食堂のプロジェクト『夢食堂』の運営をしています。
今日は、「ノブさんが熱くなるとき」というテーマの記事を書きます。うちの代表が徹底的にこだわる部分のお話です。最後には、割と大事なことを書きます。
基本的にとても寛容
熱苦しい人ではありますが、普段のノブさんはとても寛容な人です。僕から何かを提案したり、情報を共有したりしたときも、ほとんど「NO」と言われたことはありません。
「聴き力」「傾聴力」がすごいと思っています。自分が理解できないことや、知らないことに対しても、まずは「聴く」という姿勢は必ず崩さないし、基本的には「認める」前提で話を進めてくれています。
冷静に考えて、僕の倍以上の人生を生きているノブさんが、僕の意見に耳を傾けてくれたり、それを採用したりしてくれるのは、凄いことなんじゃないかと。
スイッチが入っちゃうとき
そんなノブさんですが、明確な「スイッチ」が存在しています。
志のスイッチというか、着火剤のようなものだと捉えると分かりやすいかもです。ここを分かっておくと、かなり盛り上がったコミュニケーションを展開することができます。
逆に、このスイッチを押し間違えたら、しばらく話が終わらないどころではなく、烈火の炎を浴び続けるような時間を過ごすことになります。
共に活動する飲食店関係者の方々も、知っておかれるといいんじゃないかなと。
人のスイッチというものは、志や価値観など、「こだわり」が出るところに存在します。
「夢食堂の志」と、その創業者である「ノブさんのこだわり」は、ニアリーイコールと言えるでしょう。
特にノブさんが敏感に反応を示すのは、「支援者の気持ち」に関わることについてです。
支援者の善意をまもる
夢チケットの仕組みは、そのお店に来たお客様の「善意」の上に成り立っています。
この善意を踏み躙っては、絶対にいけない。
おそらくこれは、読者の皆様にもご理解いただけるのではないかと思います。
ただ、頭で分かっているのと実際にやるのとでは、話が変わってきます。意外にも、気づかないうちに支援者の立場が頭から抜けてしまうケースは、少なくないです。
だからこそ、徹底的に「支援者の気持ち」に対する意識を強く持っておくことが大切です。
ノブさんも、「支援者の気持ち」には妥協なくこだわります。
例えば、「サポーターに手伝ってもらいましょう」みたいな提案を安易な気持ちですれば、その「心のスキ」をすぐに見抜かれて、烈火の渦にぶち込まれることになります。
ブランドの正体
僕たち本部は、夢食堂のブランドと信用を築き上げていくのが至上命題です。これは何度も伝えさせて頂きました。
じゃぁブランドとは一体なんでしょうか?
先日驚いたのですが、僕もノブさんも、ブランドの定義について全く同じ言葉を用いて解釈していました。
すなわち、「約束」です。
「夢食堂=200円で一食分のご飯を届けられる」
という看板を掲げている以上は、絶対にそれを守らなければなりません。もし別の用途で使ってしまったら、支援者の方々の気持ちにそぐわないことになってしまいます。
今のところ、夢食堂に対する批判やバッシングが上がっていないのは、現在実施してくださっている飲食店さんが、この約束をきちんと守ってきてくださったおかげだと思います。
これは本当に本当に本当に大切な部分なのですが、
夢食堂が守るべき約束=「【地域の心意気】が循環することによって生まれる【食の力】によって子どもの未来を応援する」
です。
ゆえに、
「これはダメ」「あれはダメ」「それはOK」というように、契約書に条文化したりすることができません。
基準は「支援者の心」にあります。その心に寄り添って、本質を捉えた上で活動する必要があります。
一度のミスによって信用は地に落ちる
基準は「支援者の心」にあります。
支援者の心意気がきちんと循環しているか、本来の意に沿った形で子ども達の笑顔に変換されているか、こういった部分を自問自答しながら実施するしかないと思います。
僕が尊敬している『未来食堂』というお店では、「まかない」という制度があります。お店のお客さんが50分働くことで一回分の食事が無料になる仕組みですが、「ただめし券」としてお店に掲示することもできます。
「ただめし券」は、誰でも剥がしてご飯を食べることができます。すなわち、名前も顔もわからない誰かのために、ご飯を届ける仕組みです。
夢チケットにも似ている仕組みですが、このただめし券が掲示されている所に、こんな言葉が書かれています。
「善意は有限です」
そう、善意は放っておけば無限に出てくるものではありません。一度踏みにじったら、二度と頂けなくなりかねない。
善意とは形のないものですから、その特性や実態を捉えるのはとても難しいです。人の感情を捉える努力は欠かせません。
こういった部分を浸透させることが、すごくすごく大事になるわけで、それを一番分かっているノブさんは、この辺の話になると熱くなります。
#メラメラ
ということで、今日はここまで。
いつもありがとうございます。
では、また。
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