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手作りパンが翌日固くなる原因とは?ふわふわにする方法【日本安全食料料理協会】

日本安全食料料理協会です。焼きたてのパンが食べたい!ということで、いざパン作りにチャレンジしたものの、想像より固い、翌日になったら固くなってしまった、など残念な思いをしたことがある人もいるのではないでしょうか。パンが固くなる理由、その対策を紹介します。

焼きたてなのに固かった...

部屋に焼きたての香りが漂い、焼き上がりを楽しみにしていたのに、いざ焼き上がったパンが固かったら残念で仕方ありません。なぜ、そのようなことがおこるのでしょう。原因とその対策を紹介します。

発酵の過不足
発酵には捏ね、待つのパターンがあります。これらの発酵に問題があると、焼いたあと、上手く膨らまなくなります。

例えば捏ねる過程が少ないと、伸びのいい、空気を多く含む生地を作るグルテンが発生しづらくなります。また、捏ね終えた生地の温度が高すぎたり、低すぎたりすると上手く発酵が進みません。

水分の過不足
水分の量もとても大切です。水分が不足していると、乾燥して固くなります。しかし、ふわふわさせたいからと水分を多くしすぎると湿ってしまい、こちらも固くなります。

それを防ぐため、正確に計量するのはもちろん、レシピ通りにやっても上手くいかないこともあります。それは、温度や湿度で膨らみ方が変わるからです。パン作りには、温度や湿度にも配慮が必要になるのです。

ふわふわしたパンが翌日には固くなる

ふわふわ美味しいパンが焼き上がり、翌日まで取っておくと、予想以上のスピードで固くなっていること、ありませんか?一晩で何が起きたのでしょう。

パンの「老化」が始まった
「老化」と聞くと、私たち体の老化とリンクするかと思います。ここで言う老化とは、時間が経つにつれ、水分が蒸発し、乾燥し、その結果パンが固くなることを言います。

材料の見直しをおこなう
水分の蒸発による乾燥が原因なので、保湿効果のある材料を加えると改善します。保湿効果のある材料とは、例えば、卵、油脂、生クリームなどです。このような経験はありませんか。

卵、油脂、生クリーム等が入っていないシンプルなパンとそれらが入っている総菜パンや菓子パンをそれぞれ一日おいてみると、シンプルなパンの方がパサパサしていることを感じるかと思います。これは、そのような保湿食材の効果によるものです。

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